若山牧水の 詩
「秋晴れや 空にはたえず 遠白き
雲の生まれて 風ある日なり」
転居をしたばかりの友人から
料紙に書かれたらしい仮名文字のコピーが送られてきました
彼女のお兄さんが 彼女が中学生頃書いたらしい
「書」を持っていて 読み取ってほしいとのことでした
「秋はれや そらにはたえず」で調べるとその詩は
若山牧水とすぐに判明しました
「秋」は偏と旁が逆になった書き方です
一目見るなり 当時の中学生にしては
上手すぎるし 専門的に教わらないと料紙には
書かないだろうと・・
同じ職場で彼女も「書道部」で
同じ先生に教わっていたことを思い出しました
当時の先生の仮名書きに雰囲気が似ています
それにしても堂々とした書き振りで
上手いです!お兄さんもお目が高い!
彼女は八千草薫さんを思わせるような
超美人で 早い時期に寿退社をしました
そのままずっと書道を続けていたら
彼女は有名な「美人書家」だったに違いありません
昨年ご主人を亡くされ 家財もすっかり整理し
転居した彼女に 簡単な書道具一式と
便箋 封筒 ハガキと共に切手を
送りました
彼女から 毛筆の素敵な便りが
届くことを 楽しみに