デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 木簡からみた長屋王邸

滋賀大学名誉教授・文化財保存全国協議会代表委員の

小笠原好彦先生の古代史講座に初めて参加しました

 

先生は中国出張の帰路 関空の台風被害で

急遽成田に降りられ 新幹線でお帰りになった

そうで 会場は満席でパイプ椅子がたくさん

並んでいました

 

 

折も折 先週末

「長屋王」のお酒が昨年に引き続き醸造・発売

 

長屋王邸から発掘された 木簡に記された酒造法を

今世に入手できる素材で 試行錯誤の上 蘇ったお酒

我が家から徒歩5分の酒蔵で醸造されました

 

「長屋王」神亀乃黄金酒

中本酒造株式会社製

 

 

昭和の終わり頃 奈良そごうデパートの建設現場から

数万点に及ぶ大量の木簡が 長屋王邸から出土

 

長屋王邸が 会社組織のように 多角的に機能的に

運営されていた様子が出土の木簡から伝わってきたのです

膳司 酒司 鋳物所 仏造司 書法所・・・

見事な組織があったことに 驚きます

 

権勢を誇った藤原氏にとって 長屋王は

目障りだったに違いありません

国家転覆を企てたと 誣告(ぶこく)され 

お妃や息子達共に自害します

 

続日本紀には 長屋王を「誣告」し恩賞を受けた

中臣宮処東人が 長屋王に可愛がられていた大伴子虫に

長屋王誣告を語り 斬殺されたという記録もあるそうです

 

 

古代ヤマトの歴史は 文献の発掘により

続々と紐解かれ 計り知れない未知のロマンが

詰まり 今後の展開が楽しみです

 

 

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:57 | category: 書ヒストリー |
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