# 天平の十三夜 独り占め
2015.10.27 Tuesday
十三夜のお月様は 夜が更けるほど
煌々とさえわたりました
平城宮跡大極殿院跡での観月会
街の明かりも遠く 夜空が一面に広がり
ライトアップの大極殿をバックに
十三夜独り占めといったお月見です
こんな日にカメラのSDカードを入れ忘れるなんて!
残念
篠笛の演奏が始まり
この冬の木枯らし一番が吹きすさぶ中で
震えながら聴いていました
やさしい心に染み入る音色です
弁慶が京の五条の橋の上で 牛若と出会ったのも
この篠笛だったのかもしれないと思いながら
聴き入っていました
「これで今日は来た甲斐があった」と
他の演奏を聴かずして いわれた方が
ありましたが そう思った人は大勢だったかもしれません
それほど篠笛の演奏は 心を打ちました
寒さに震えていたのも忘れるほどです
引き続き二胡やフルート 篳篥(ひちりき)の演奏
ビルシャナさんのボーカルで 会場は盛り上がりました
前日までの暖かさが信じられないほど
木枯らし一番が吹く平城宮跡は冷え込みました
夕方5時前 新大宮駅でバスを待ち合わせ平城宮跡に
入っていきました ススキが満開で
この世の景色とは思えないほど
白い穂が幻想的な趣をかもし出していました
木簡の書き込みをしたものがチケットになり
お弁当は奈良時代が反映された見事なお味で
大好評でした