# 今 長屋王が脚光を浴びています
2017.02.08 Wednesday
長屋王
山川異域 山川は域異なれど
風月同天 風月は同天す
寄諸佛子 諸々の仏子に寄せて
共結来縁 共に来縁を結ばん
長屋王は若い頃 1,000枚もの袈裟を作り
この詩を刺繍し 唐へ送ります
若き日の鑑真はその袈裟をまとったのかもしれません
何回もの挑戦で苦労の末 日本にやってきます
長屋王に会いたかったと思うのです
「長屋王はどちらに?」渡来した鑑真が
まず訪ねたのは長屋王の消息ではないかと
古代ヤマト講座の先生はおっしゃいます
この長屋王の詩は中国の「全唐詩」に
「唐大和上東征伝」では鑑真和上が日本への
渡航を決意するエピソードとして掲載されているそうです
電車の中からの 平城京大極殿
今年も「古代ヤマト」講座が始まりました
近鉄電車では大極殿が見えるところ
進行方向に向かって右側に座ります
今はイトウヨーカドーですが
昭和61年 そごう百貨店建設現場から
大量の木管が発掘され そこが長屋王の屋敷跡
だったと判明します
その頃すぐそばの オープンしたばかりの
奈良ロイヤルホテルで 行燈や席札などを書く
仕事をし そのニュースを聞いていたのです
また長屋王は 天武天皇の後宮で
宗像徳善の娘尼子の娘の孫なのです
つまり福岡宗像出身の私とは同郷なのです
そんなことで長屋王にはとても関心があります
今秋には講座も長屋王と予定され
楽しみです