デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

Copyright(c) Kumano Seinai. All Rights Reserved
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 工程と共に | main | 大筆を使う書道パフォーマンス >>
# 唐招提寺さまへ寄進させていただきました

夢瓦展(2017.10) 出品の「長屋王詩」 

山川異域  山や川は地域が異なるけれど

風月同天  風月は天を同じくし

寄諸佛子  諸諸を仏子に寄せて

共結来縁  共に来縁を結ばん

 

長年お世話になった奈良市の印刷屋さんに

唐招提寺さんへ仲立ちいただき

寄進させていただきました

 

折しも昨年は717年の遣唐使から数え1,300年

2017年9月7日の新聞で 唐招提寺開祖 鑑真ゆかりの

中国揚州のお寺に袈裟を200枚贈られると

発表されたのです

 

この度中国へ送られた袈裟で 当時と同じく

この詩が縫い取られています

 

 

2015年1月から学び始めた古代ヤマト講座で

古代のヤマトが少し見えてくるようになり

登場した「長屋王」のこの詩に惹き寄せられました

 

学ぶと長屋王は天武天皇の孫に当たり

父は高市皇子 その母は九州宗像の

胸形徳善の娘尼子の郎女

(むなかたとくぜんのむすめあまこのいらつめ)

 

奇しくも昨年 世界遺産になった

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

福岡・宗像は出身地なのです

 

子供の頃 宗像神社には春と秋の放生会に

お参りし 関連遺産群の新原・奴山古墳群の

近くの小学校で学びました

 

また昭和60年 オープンしたばかりの

奈良ロイヤルホテルで 宴会場の行灯や

結婚式披露宴や 会食の席札を毛筆で書く仕事を

していました 当時 そばの平城宮跡の

デパート建築現場から 遺構と共に大量の木簡が出たと

聞いていました

 

それが長屋王邸跡で 10万本近く発見されました

現在その木簡は 半分ほど読み解かれているそうですが

まだ歴史の解明は この先続きそうです

 

不思議なご縁が続き この度の話になったのですが

当日は 西山長老さんに お受け取りいただき

印刷屋さんからも 部長さんはじめ3名の方に

出ていただき 大変光栄なこととなりました

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 21:02 | category: デザイン書道 |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
熊野井乃ホームページ
熊野井乃ホームページ
Archives
Profile
Comments
Mobile
qrcode
Search this site
Sponsored Links