デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 没後10年「小倉遊亀展」が終りました。於 宇都宮美術館」
 新小倉遊木.jpg
1999年カレンダータイトル
(デザイン書道ロゴ)

日々寿_0001.jpg

2000年カレンダータイトル
(デザイン書道ロゴ)

小倉遊亀さん最後のカレンダーでした。
104才の方の気持ちになって
「日々壽」もプレゼンしましたがご本人の
ご希望で若々しく見える「寿」でということになりました。

**********************


先日NHK番組で小倉遊亀さん
没後10年の回顧展のことを報じていました。

最晩年、お孫さんが
リハビリのために絵筆をと
甲斐甲斐しくお世話をなさってた番組も
目にしたことがありました。

そのお孫さんが1966年制作
『径』のモデル、傘をさしたかわいい女の子
だったのです。

遊亀さんは1895生まれ。
女がアーティストとして生き抜くには
困難な時代を
女流画家としてしなやかに強く
生きてこられ85歳で
文化勲章を授章されました。


『娘』       1951年制作
『コーちゃんの休日』1960年制作
爽やかな色使いと繊細な線に見えますが
女性の目つきや仕草にはしたたかさや
強さが見事に表現されています。

また遊亀さんは
「老いて輝く!60代までは修行、70代でデビュー」と
仰ったそうです。
そう言えば葛飾北斎さんも
「70迄のは絵じゃなかった。これからだ!」と。

私もまだ修行中。頑張ります!!

このカレンダータイトルのお仕事もあって
大阪難波高島屋画廊で、100歳を超えられてからの
作品を拝見しました。
今ではよい思い出です。





| comments(0) | trackbacks(0) | 15:02 | category: デザイン書道 |
# 「聖徳太子騎馬像」との出会い
将軍の孫_NEW.jpg 

読売新聞広告より
このあどけない表情と文字に惹かれ
スクラップしてたのですがコメントには
目がいってなかったようです。


寅の寺で有名な信貴山朝護孫寺へ行きました。
寅年の今年は新年は寄り付けない程混んで
参拝できませんでしたから。

国宝の『信貴山縁起絵巻』は『鳥獣人物戯画』等とともに
日本絵巻物の最高傑作と云われてますので一度はとの思い
で出かけました。

ところがです。
資料館で出会った「聖徳太子騎馬像」に
見入ってしまいました。
撮影禁止で本物がお見せできないのは
残念ですが。

何とも言えない気品と、心休まるあたたかさ、
まるで母親に抱かれたかのような
穏やかな作品です。

これを制作された方は
お年を召された方に違いない、
数多くの作品を送り出されたに違いない、
次々と想像を巡らしていました。

すると説明書きがありました。
「文化勲章受章 北村西望氏96歳作
104回日展作品」と。

広告のコピーにも世界の巨匠にして
日本近代彫刻界の最高峰と。
今回初めてお名前を知ったのですが、
「長崎の平和の塔」や、「将軍の孫」を
制作された方と分かりました。



| comments(0) | trackbacks(0) | 11:00 | category: アート |
# 素敵な出会いにドキドキ!しました。
 青野健広告.jpg

黄桜酒造 読売新聞広告(2005年3月)
青野 健さんの粋な鮎

この3月末の事です。私と同じように駐車場に向かう女性が。
少し前迄同じパソコン教室にいた方で
HPを作りたいとの事。

その方がグラフィックデザイナーであり、水墨画家,
そして渓流釣りがお好きな 青野 健さんの奥様でした。
それもこの近くにお住まいだなんて。
ホントにビックリしました。

展覧会も行ったことがあるし
何よりもその作品が好きで
黄桜さんの新聞広告をいつも
スクラップしてたからです。


「よく存じ上げてます。黄桜さんのは
楽しい魚でしたね。時々魚が
違うことがあっても、健さんじゃないって
すぐ分かります。健さんのあのやわらかな文字と
魚が好きなんです!」

「しかも落款がいつもおしゃれでしたね。
『健』さんの文字好きなんです」

すると「健はもういないんです。昨秋亡くなりました。
その作品を何とかHPにしたくてーー。」と仰るのです。
返す言葉がありませんでした。

青野健美術館への道
やまめ!いわな!あまご!
旨そうな魚です。
http://nuage-luit.jugem.jp/

こんな近くにお住まいだなんて。
お会いしたかったなー。


| comments(2) | trackbacks(0) | 19:37 | category: 書ヒストリー |
# 篆刻の奥深さは分かるのですが難しい!
楽在其中文字_0001_NEW.jpg
楽在其中(たのしみはそのなかにあり)


篆刻本の中にあった 石井雙石先生の作品を
模刻しました。
何とも言えないユーモラスでお茶目。
ホントに楽しくって仕方ない!!
本物はそんな感じです。

篆刻の二葉一成先生のお話ではこれは
着流しスタイルで、ラフな感じ。

石原慎太郎さん裕次郎さんのTVドラマ。
「弟」の中のご兄弟を思い出しました。
学生時代、お兄さんの慎太郎さんは
コートのボタンをとめベルトをされ、
裕ちゃんは開けっ放しでポケットに手を入れ着流し。
ヤンチャそのもの。

ラフってこんな事なのでしょうか。
 
| comments(0) | trackbacks(0) | 06:00 | category: 篆刻 |
# 5月の風にそよぐエゴノキ
 エゴノキ.jpg
egonoki.jpg
デザイン書道 えごのき
このかわいさを文字にするのはたいへん!


名前に反してとってもかわいくて可憐な木。
昨秋とんでもないくらい剪定しました。
花数が少なくて残念ですが

ゆらゆらとまるで宮崎アニメの妖精が
ブラ下がってるみたいです。




| comments(0) | trackbacks(0) | 06:26 | category: ガーディニング |
# お琴の楽曲にも良寛さんが
 回首 額
檀香会篆刻作品展(於 ナルミヤ戎橋画廊)
回首 篆刻
回首五十有余年


長年お琴をやってる友人から
良寛さんの七言絶句を書いてほしいと
言われてました。

琴の楽曲の中に
「こうべをめぐらせばーー」というのが
あるそうなのです。

いつも忙しさに終われしみじみとした
胸中になれない私には難しい事でした。

悩んだ末に篆刻の師 二葉一成先生に相談。
すると「良寛研究家」いらっしゃいました。
先生の一番弟子の方です。

こうべをめぐらせばーーだけど
回首だよとか
「回首七十有余年」の七言絶句も在りますとか
ご指導頂き、出来上がった作品です。

五十有余年の生涯を振り返ると人間社会は
是 非 善 悪 全て夢の中のようだ。
夜中にひとり山房で物思いにふけっていると
五月雨がしとしと窓に降り注ぐ。
  人間=じんかんと読みます。




| comments(1) | trackbacks(0) | 11:30 | category: 篆刻 |
# 3代目さんのパッケージデザイン
 黒豚味噌斜め
薩摩の味 黒豚味噌 パッケージ

鹿児島県指宿市のお肉屋さんの黒豚味噌の
デザイン書道文字。
メールや電話で打ち合わせをするうち
担当の3代目さんと
まるで親子みたいになってしまいました。

薩摩の味で甘口。さっぱりとして美味しい
黒豚を使った商品イメージで
出来上がったのがこのパッケージです。

デザインはこのお肉屋さんの3代目。
黒をメインにマルに十の字の薩摩島津家の
家紋入り。

なかなかおしゃれ!!

「ぼく Mac 使ってるんです。
デザインするのも好きなんです。」

きけば、ホームページも全て3代目さんの制作。
お若いのに誠実で堅実な経営姿勢に
頭が下がります。

肉の上高原
http://nikukami.net/index.html

がんばって!!!

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:53 | category: デザイン書道 |
# 奈良漬けの歴史は1300年
山崎屋シール
四季の味シール

山崎屋商品 
箱詰めもあります。

奈良漬の老舗「山崎屋」さんは近鉄奈良駅前
東向き商店街にあります。
老舗らしい雰囲気でお食事も出来るとあって
連日お客様でいっぱいです。

ショーケースの中にこの漬物も
ありました。さっぱりした味で
ご飯がすすみます。

このシールロゴは10年くらい前から続き
今も新商品が出ると描かせて頂いてます。

奈良漬けは長屋王木簡にも「粕漬瓜」と記録
されてたそうですからまさに
日本 伝統保存食の 魁です。





| comments(2) | trackbacks(0) | 10:29 | category: デザイン書道 |
# 奈良県商工観光館にいってきました。
 奈良県商工観光館
きてみてならショップ


何年か前のデザイン書道のお仕事でした。風雨にさらされ
「奈良県特産品」の木看板は貫禄が出てきました。
また西日の強い季節には
この文字(きてみてならショップ)でたれの
日よけがかざされます。

奈良県商工観光館は 近鉄奈良駅前。

館内は奈良の 伝統工芸師さんによる
赤膚焼、一刀彫、茶筅、奈良筆、麻製品 etc。
また吉野葛、三輪素麺等の名産品もたくさん。

見るのも、買うのも楽しい所です。

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:33 | category: デザイン書道 |
# デザイン(商業)書道作家として
 22山海楼.jpg
こんなにたくさんの商品になりました

22山海楼○.jpg

中華レストラン「山海楼」ロゴ
commercial calligrapherとしての
第1号作品


記憶は定かでないのですが 平成になったころ
京都で 日本商業書道作家協会が設立され 
その会員が 第1回作品展を開催
という新聞記事を目にしました

当時は ホテルや印刷屋さんの
いわゆる筆耕分野の仕事が忙しく
目指していたのは これ(商業書道)ではないかと思い
入会はしたものの 未活動のままでした

阪神大震災の少し前 会員のAさんから
忘年会に誘われ参加しました
皆さん親切で前向き その空気感に
引き寄せられました

私もこの仲間でいたい!
目的を同じくする人たちに出会え
喜びでいっぱいでした

その後先輩会員の皆さんに
アドバイス頂いたり セミナーに参加したり
とても楽しい時期でした



| comments(2) | trackbacks(0) | 16:49 | category: 書ヒストリー |
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