デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 「日本デザイン書道名鑑2001」刊行

デザイン書道年鑑_0001.jpg
日本デザイン書道名鑑2001に掲載

美稲の雫.jpg
思いで深いお酒のパッケージ


2001年に京都の株式会社アートバンクさんによって
「日本デザイン書道名鑑2001」が刊行されました。

デザイン書道の分野では初めてのことで全国の
デザイン書道家の作品が集められました。

見開き2頁は、写真や名前、経歴等以外
文字作品のレイアウトは本人ということで
パソコンが巧く使えず、切り貼りした覚えがあります。

これが発売されることで一挙にデザイン書道熱が
高まったかにもみえました。

その後アートバンクさんは、書家を応援、
ネットから仕事の受注をはじめられ
デザイン書道作家を数多くデビューされました。

「美しい稲の方?」
初めてお会いした方でもそう言って下さって
「美稲の雫」ロゴの反応の大きさに驚いたものです。

またこの文字は日本商業書道作家大賞展でも
賞を頂き、思い出深いものとなりました。



| comments(0) | trackbacks(0) | 10:16 | category: デザイン書道 |
# 商品ロゴのプレゼン…そして採用
 採用潮らーめん.jpg
採用になったメインの文字「潮らーめん」
プレゼン4点.jpg
他のプレゼン文字
右下「新魚介だし」部分採用


神谷利男デザイン株式会社HP

何度かクリックして下さると
新筆文字商品がでてきます。

近年パソコンの普及とともに「即」ということが
必然になってきました。

今起きた出来事がネットを通じ瞬時にして
世界中に波及する時代ですから
当たり前なのかもしれません。

商品の注文を受けプレゼンするのも大抵は
早いです。「火事場の馬鹿力」っていいますが
それは大いにありますし、頑張れます。

プレゼンは3点くらいでと、いわれる方も多いですし
セレクトできない自分を情けないと、思いますが。

「これも!あれも!」と思う気持ちが強く出て
結果沢山プレゼンすることになってしまいます。

広告の中で使われるデザイン書道文字は、
像のみですので、紙質や墨の濃淡に、まず頼る
ことはできません。

いつもそれを肝に銘じ、使われる文字の実物大を
想定し描くようにしています。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:55 | category: デザイン書道 |
# 「騎手伝」タイトルロゴ
 
騎手伝.jpg

著者   野平祐二
発行所  フォレスト出版 


野平祐二さんは「ミスター競馬」と呼ばれた方。
名騎手として、名調教師として名を馳せ
2001年に亡くなられました。

「美しく優しいサラブレットは数百年もかかって人間が
作り出した最高の芸術品」とお父様から言われ

サラブレットに関わる人は生産者も馬主も、騎手も調教師も…
すべてジェントルマンでフェアでなければいけない
との精神で育たれます。

1996年にこれは出版されました。
デザイン書道の仕事としては駆け出しのころです。
タイトルは楷書でということだったのですが
こちらもプレゼンしました。

「いい字だね」と喜んでいただいたと
お聞きしました。

今朝「オグリキャップ」の死を悼むTVニュースを見ました。
「よく頑張ったね!ゆっくりお休み!」と野平さんだったら
声をかけられたでしょうね。



| comments(0) | trackbacks(0) | 15:34 | category: デザイン書道 |
# 若々しくおしゃれな篆刻の先生
二葉先生_NEW.jpg
篆刻の先生
イラストがイマイチで申し訳ありませんが

日新_NEW.jpg
日新(にっしん)=日々新しくなること

********************


第2、第4火曜日の午後は篆刻教室です。
来年5月の檀香会(社中展)に向け課題の漢詩が
決定。夫々の担当文字も決まりました。

それで昨日は先生が石を買って来て下さったのです。
それも大阪から電車を乗り継がれ。
私が分けて頂いた石だけでも1キロ近く。

それの生徒人数分、また残った石もありましたから
かなりの重さで、恐縮してしまいました。
「先生、筋トレみたいですね」というとニコニコされています。

お帰り時分「じゃあ、失礼!」と言われると、
もっと驚いてしまいました。

オーガンジーをリボンにし縫い合わせたようないかにも
涼しげなブルーのハット。
それに濃いめのサングラスに、パンチパーマ。

何時もジャケットの下はジーンズで、カラーも色々。
シャツもチェックや、横縞Tシャツだったり。
昨日は中国旅行で買われた篆書文字柄のシャツ。

奥様から「怪しい人に思われるわよ!」
と言われたとか。実年齢より20才くらいお若い
おしゃれな先生です。

篆刻教室を始められるきっかけは、
あの巨匠、故 村上三島先生からのご指名。

三島先生も、二葉先生のおしゃれで、豪快な
気性を見抜かれてのご指名だったに違いありません。
先生の作品にそれは反映されています。




| comments(0) | trackbacks(0) | 10:36 | category: 篆刻 |
# 今は、お隣のめいちゃんに癒されてます
メイ.jpg
斜め隣のめいちゃん     
Mei_NEW.jpg
ホントはMay(5月)かなあ?

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仕事でちょっと一息入れたくなって
冷蔵庫を開けたりしてると、めいちゃんは
よく分かるんです。

「一服するんでしょ?」と言わんばかりの顔で
跳んできます。
お隣了解のもと一寸サービスしたりします。

めいちゃんがお隣の家族になって12年。
その後女の子が生まれました。

まるで私がお姉さんよとばかり、顔をなめたり
優しいまなざしで見つめたり。
手足が長いスマートな外飼いのメス犬です。

我が家にも3代にわたって犬が居たのですが、
7年半前見送って以来、めいちゃんは
我が家の家族みたいです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:38 | category: デザイン書道 |
# 緑のカーテン赤芽桐
赤芽桐文字_NEW.jpg
赤芽桐文字_0001.jpg 
赤芽桐 毎年東側の窓を覆ってくれます
花.jpg 
小さくかわいい花 右上、赤い新芽  



数年前、半年ほど借りたお宅の東窓から
ブドウが絡まった可愛いハート形の葉が見えました。

根元はヒコバエ(根元から出る新芽)が沢山。
自宅に戻って頂いた苗を植えると2年で見事なグリーンの
カーテンに成長しました。

落葉樹、新芽が赤、我が家で育った葉は、直径20センチ
以上の大きなハート型の濃い緑。
とっても魅力的な葉っぱです。

だれに尋ねても名前が分かりませんでした。

2年前、遊びに来た友人が
「赤芽桐」と教えてくれました。
実家にもあったそうで、懐かしそう。

4月に咲く小ぶりな花、赤い新芽。
それからは全く想像できない
見事な緑のカーテンです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:20 | category: デザイン書道 ガーディニング |
# サンプル文字、ロッテとルイーゼ
N タイトル_NEW.jpg


2〜3日前の新聞で、エーリヒ・ケストナー作品に関する
記事を読みました。

あの有名な「ロッテとルイーゼ」の作者です。
小学生の頃この物語を読み、楽しく、痛快で
ワクワクしたのを思い出しました。

デザイン書道の仕事をするにあたり、まず筆文字の
サンプルを用意。最初に作ったのはこの文字でした。

すっかり忘れてしまったのですがどうもこれは割り箸を
使ったように思います。

この文字に関し当時、デザイナーさんからの反応は
全くありませんでした。一寸お茶目でいたずらロッテ
のイメージのつもりで、気に入ってたのですが。
| comments(0) | trackbacks(0) | 17:17 | category: デザイン書道 |
# 5mのお知らせ
お知らせ_0001.jpg
この仕事は部屋の大整理から


14年前の、これも暑い夏のお話。
大変有り難い光栄なお仕事をでした。

世界遺産に登録されたこちらのお寺では、毎年夏に
色々な講座を開催されていました。

これは横幅が5mもあり、まず最初はそれを書く場所を確保
することが肝心でした。
家の中で5mの空間ってあるようでありません。

取り敢えず移動できるものは全て隣室へ。
それも筆文字は出来たら1日で仕上げたいのです。
同じ気が保てるように。

前日にレイアウトを整え、罫を引いた下敷きを作り
段落ごとに、鉛筆で文字を大まかに配置。

翌日は朝から一気に書き始めます。
でもそんなに続けられるものではありません。
そんな時癒してくれたのが、犬とガーディニングでした。

とにかく書いて、書いて、書いて。
深夜、原稿を読み合わせ終わると
とてつもない達成感で疲れが吹き飛んでしまいました。





| comments(0) | trackbacks(0) | 11:03 | category: 書ヒストリー |
# 松伯美術館でのタイポ茶会
掛け軸_0001.jpg 
「星」をテーマに参加者がシンボルマーク化し             
出来上がった掛け軸                                
              
落款_NEW修正.jpg  
孟秋(もうしゅう)7月の異称
丁亥(ひのとい)
泰保茶会(当て字) 
(篆刻も担当)
                               
会記.jpg

「会記」 シボが沢山現れたおもしろい和紙。本畳の3分の2以上のサイズ。
茶会に使われる「お道具」一覧を担当しました。
本来はもっと小さいものだそうですが。

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3年前の夏も本日のような、暑い日でした。
日本タイポグラフィ協会西部委員会では、委員長が「茶道」を
たしなまれる女性とあって「七夕 タイポ茶会」を企画。

会場は奈良市の「松伯美術館」の「伯泉亭」。
故 近鉄名誉会長旧邸で、純和風建築。

周りの景観にマッチした素敵な
美術館と茶室に参加者一同、魅せられました。

茶道のI先生に「お茶会」新米の会員は色々説明を受け
委員長の大学の学生さんも大勢浴衣姿で参加。
大いに盛り上がった日でした。

当日、上村松園、松こう、淳之3代の作品が収められた
「松伯美術館」では、上村淳之館長さんが、
展示作品を説明解説して下さるとあって
館内は熱気に包まれていました。

◎花合羽(はながっぱ)
 粋な言葉です!生け花の材料の下に敷く紙のことをそう呼びます。

 会記を書き損じ、その和紙に、完成した会記を包んで持って行きました。
 書き損じは、反古のつもりでしたが、I先生は「花合羽」にと言って使って下さいました。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:08 | category: デザイン書道 篆刻 |
# デザインの先生
味のある風景修正.jpg
産經新聞 2009.1.28
「味のある風景」  絵と文= 伊奈吾 先生

7/26(月)夕刊より「古道を歩く」再開



栗の里2*_NEW.jpg  冬の宿1_NEW.jpg
セミナー最初の課題 作品        2回目の課題 作品

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阪神大震災後
日本デザイン書道(旧 商業書道)作家協会
関西では、セミナーが開かれていました。

講師は産經新聞「味のある風景」や「古道を歩く」シリーズで
お馴染み、現在、デザイン学校や大学で教鞭をとって
いらっしゃる伊奈吾先生です。

「書家のデザイン知らず、デザイナーの文字知らず」と
言われてた時代で、書家、デザイナーが切磋琢磨
しながら向上しようという会の趣旨もありました。

デザインの「デ」も分からなかった会員に
イメージの起こし方を教えて下さったのが
伊奈吾先生でした。

毎月テーマを決め持ち寄ったロゴを、
それぞれ発表するといったスタイルでしたが
感じ方は千差万別。
驚きでした。

まだパソコンは普及してませんでしたが
毎回新しい手法や、デザインをカラープリントされ
見せて頂き、感動したのを憶えています。



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