デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 明るく楽しい 齊藤けさ江さんの書画集
書画集.jpg
「齊藤けさ江書画集」
監修   齊藤五十二 氏
企画編集 岡本光平 氏(所属の日本デザイン書道作家協会
           アドバイザーさんでもあります)


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齊藤けさ江さんは
NHKの番組「現役くらぶ 人生これから」
     「人間ドキュメント九十歳の書画」出演
東京青山や銀座 その他各地で個展
平成18年 92歳で永眠

所属の日本タイポグラフィ協会会報 「ティー」誌
でも 何年前か特集されました
ページを開くと「これは?」と 思いましたが
どんどん引き込まれたのを 思い出します


ポストカード.jpg
post card book  より

70歳で文字を覚え 77歳で墨の筆と
絵筆をはじめて持ったアーティスト
山形の寒村生まれの 齊藤けさ江さん

けさ江さんは 働き者で 優しく 陽気で
健気な方だったと お見受けします 

田畑を耕作し 家事をこなす生活者の視点と
力強い生活者の筋力で 文字や絵を 
楽しまれたのです 

文字を覚え 筆を執った けさ江さんは
人生で一番幸せな時間を みつけられます

歩んで来られた道が 険しかった時代だけに
その幸せが うれしく 体いっぱいに表現された
そう思いました

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「母は、書家でも画家でもありません。幼児期に里子に出されて
家族と離れ、夫を戦争で失って、子を持つ人と再婚し、姑に
気を遣い、夫に服従して生きるしかない人生を送ってきた1人の
農婦です。そのような苦労をただ耐えるしかない人生を送って
来られた女性は、母と同時期の方には多く居られたでありましょう。
それでも、心優しく生きてこられたことで、わたしはこれらの
一切があると思っています‥」

齊藤けさ江さんが 満90歳になったのを
記念し 刊行された書画集 
子息 齊藤五十二氏の
愛情あふれるあたたかい言葉です

五十二氏は 書家 またお父さまも教育者で
あり 書家でした

この書画集は けさ江さんを発掘(?)された
ご子息 五十二さんと 書家 岡本光平さんをして
書が線質や テクニックだけで人を感動
させるものでないと 

人間性あふれる 天然の生き方が 書画を
通し 人々に感動を与えたと
本当にそう思います

この書画集を 開くと
あたたかいものが じんわりと 伝わり
母のふところのように 心豊かで 
やさしく癒されていきます

そうして展覧会は 今なお大人気!




| comments(0) | trackbacks(0) | 15:21 | category: 書ヒストリー |
# 目の前を大型のトンボが飛んでいきました
すいすい トンボ_NEW.jpg
「すいすい トンボ」
展覧会用に用意したハガキのイラスト
断捨離中に出てきました

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早朝から 外壁の工事でした 
工事の方と打ち合わせをしていると
目の前を 羽音をたて 大型のトンボが
飛んでいきます オニヤンマらしい
ダイナミックな飛び方


あの雛は 昨日 巣立ちました
工事前で ホントによかった!

飛び方は下手ですが 親が「チッ チッ」と
何度も巣立ちを 促していました
危険を感じていたのでしょうか

8/28のブログで 紹介した写真の鳥は
親鳥でなく 成長した 雛だったのです
道理で 撮影しても逃げないはずです
少しも怖がっていなかった事情が
わかりました

来年も またきてね!
騒がないから!






| comments(0) | trackbacks(0) | 21:47 | category: デザイン書道 |
# 親鳥と 目が合ってしまいました
文字 鳥_NEW.jpg
「鳥」 
「花鳥山水」 部分より


10日ほど前 デジカメを 壊してしまいました
昨日やっと 買い換え 試し撮りしようと
庭に出た矢先のこと

あの巣を撮ろうと カメラを向けたところに 
親鳥が いたのです シャッター音に フラッシュ

悪かったわ! と思ったときは 写した後でした
でも親鳥は 毅然としています  

鳥の親_NEW.jpg
夕方で 親鳥は 雛のそば
これ以上 近寄らないで! 
静かですが 厳しい目つきです

でも人間は 危害を加えないと 
安心しているようにも 見えます

鳥の種類は 定かでありませんが
「うぐいす」かもしれません

春まだ浅い2〜3月 つがいで来る鳥がありました
まさしく うぐいす色 目白かと思っていましたが
目の周りは白くないのです 

こんな人里で巣作りするなんて!
山の環境も厳しいのかも知れません!




| comments(0) | trackbacks(0) | 20:58 | category: デザイン書道 |
# 花水木に 小鳥が 営巣
巣_0001_NEW.jpg
イメージ 「巣」

赤ちゃん_0001.jpg
ふと気がつくと ヒナが 孵っていました 多分2羽 
蚊の鳴くような小さな声で 鳴いています
親鳥も ” チ チ ” と小さな鳴き声

雀より小さな鳥で 種類はわかりません
誰にも気付かれないように したい!
そんな親鳥の 思惑が 感じられます

それなのに 大胆にも 我が家で一番
出入り激しく 人間が簡単に
触れそうな場所です

以前ガレージ横の電柱の上で 営巣し
カラスに 襲撃され 気の毒なことが
ありました

親鳥の智恵かも知れません
人間のそばなら 守ってくれる
カラスも 近寄れない!

巣の下.jpg
巣の材料は ビニールのひもや 紙くずも
懸命な作業が見えてきます 


巣の下は もう秋 
本格的な涼しさが 訪れる頃 この子たちも 
立派に成長し 巣立つのでしょうか
が ん ば れ !


| comments(0) | trackbacks(0) | 15:29 | category: デザイン書道 |
# 二葉先生の お宝印譜を 見せて頂きました
寸龍齋.jpg
「寸龍齋印存」 作品 二葉一成 先生
寸龍齋は先生の 号
和綴じ 箱入り 全て手づくり印譜集



昨日は篆刻教室で 先生が 刻られた印譜を
見せて頂きました 

日本の書道界を牽引され キラ星のごとく活躍される
方々(故人となられた方も)の落款印で
二葉先生の 作品です

こんな素敵な印譜を見るのは初めて! 
粋! おしゃれ! モダン!
楽しんで 自由にイキイキと
刻されたのが伝わります

教室で 順に回し 見せて頂きました
みんな しーんと黙っています
始筆 終筆の見事さ 勢い 初めて見る
ものばかりで 背筋が正されます
カリカリと印刀の音も 聞こえそう

皆さん言葉に出せないくらい 感動
私たちも 先生の落款印の 素晴らしさが 
わかるようになってきたんだと 思いました

そのうちぽつりぽつり スゴイなーとか
和綴じもきれい とか
静かですが 大感動しています
でも一番素晴らしいのは その印!

次回は 還暦を記念して刻られた干支印だそうで
とっても楽しみです


| comments(0) | trackbacks(0) | 22:21 | category: 篆刻 |
# 笑福亭松喬夏の一門会へ行きました
天神天満繁昌亭.jpg
天神天満繁昌亭 絵ハガキより
この日は雨でした

天井はもとより外の軒下にも 募金者の団体や
個人の名入り 提灯がつり下げられています

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久し振りの大笑いでした 

枕(本題の落語に入る前のお話)は 落語家さんの
夫々の個性が ひかり 引き込まれます
素人にはとっても分かりやすく おもろい!

古典落語は 現代風にアレンジされ 分かりやすく
時代に沿って 受け継がれていくのを感じます
ずしんと重みがあり まさしく
老舗料亭の 御馳走を頂いた 感じ
す ば ら し い !


特に6代目松喬師匠の 枕は 
色々な世界に共通する 深いお話でした

うまく言えませんが ムリに笑いを取る
つまり書で言えば 受けを狙うのではなく
うまく「間」で もっていけば 充分
お客さんに笑って頂ける・・・

それは松喬師匠ならではの プロの
テクニックだと思いました

おやっさん_0001.jpg
「おやっさん」
著者  笑福亭 松喬
発行所 うなぎ書房

先日読売新聞の 広告でも目にした書籍です
「おやっさん」とは笑福亭松鶴さん
笑福亭鶴瓶さんは 松喬さんの
おとうと弟子で 同い年

面白くて 辛くて 温かい絆
涙なしでは 読めませんでした
師匠の お人柄が伝わります

サイン入り.jpg
繁昌亭での本は 師匠のイラスト 
サインと落款入りでした

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:36 | category: 書ヒストリー |
# 読売書法展 「特選この1点」 記事より
特選 篆刻_NEW.jpg
読売新聞記事より 2011.8.18
篆刻部門 特選 岡部宏枝 さん作品

「道在邇」 (孟子)
道は邇(ちか)きにあり

人が行うべき道は 手近なところにあるのに
つい遠くに求めてしまうという 訓戒

*********************

作者は20代前半 近年 篆刻の世界においても
若い女性の進出が目覚ましい 幅広い世代にスポットが
あたり 若い人達に道が開けるのは何とも喜ばしい
(和中簡堂氏 評)


第28回読売書法展は 19日の東京展に始まり
全国8都市で開催 その特選作品から
漢字 かな 篆刻 調和体の各1点を
読売書法会の役員が解説

そんな記事を2〜3日前から スクラップ
中でも読売新聞社賞の63点は見開きで紹介

篆刻は 懐古調ですが
他は時代とともに強弱が 強調され 
動きの多い作品も目立つと 感じました
(デザイン書道の影響も 大いにあるような気がします)

すると 奈良版を見ていた家族が
名前を発見 初めての篆刻作品出品で
秀逸を 頂いたのです

先生から 事前に ご連絡頂き
「出来過ぎ!」と 言って下さって
いたのですが こうして紙上で
名前を見ると 実感がわいてきました
うれしい!です





| comments(2) | trackbacks(0) | 15:12 | category: 篆刻 |
# 笑福亭松喬 夏の一門会は いよいよ8/21(日)夕方
松喬一門会.jpg
第2回 笑福亭松喬 夏の一門会

2011年8月21日(日) 18:00 開演
会場 天満天神 繁昌亭(06-6352-4874)


笑福亭松喬さんの 門下の 遊喬さんの奥様から 
一門会のご案内を頂きました 
7月末から 忙しい日が続いていたので 
大変楽しみ


繁昌亭は 上方落語協会 会長 桂三枝さんの
音頭で 広く一般の方々から資金を募られ
5年前に完成しました 

関西落語家さん 悲願の 常設寄席です
繁昌亭の天井には 募金者名入りの
提灯がずらり並んで 壮観です


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遊喬さんご夫妻は 娘と同じ頃 ご結婚

奥様のMさんとは 「書」を通じて 紹介されました
当時はある会社の 秘書をされ とっても美人! 

以来 ことあるごと 訪ねてきて下さったり 
展覧会を 見に来て頂いたりでした

笑福亭松喬師匠とMさんは 住まいが ご近所
ある日 回覧板を届けに行くと
師匠が 「Mちゃん 家の弟子で だれがいい?」
と言われ 「遊喬さん」と返事したそうです

すると瞬く間に コンパ

確か その年の8月末 展覧会場で
お会いしてたのですが その時は 回覧板前

結婚式は11月で
ホントに あっという間の出来事でした

その後Mさんは 遊喬さんを
サポートされ 名奥様ぶりが見事です



| comments(0) | trackbacks(0) | 21:37 | category: 書ヒストリー |
# ニチニチソウは 暑い夏が好き
文字日々草_NEW.jpg
「日日草」
度重なる大雨に ニチニチソウも目が
まわっていそうです



この夏の雨は ニチニチソウにとって受難の雨
昨年は 猛暑でしたので 水やりさえ していたら
大きな株に育ち すき間なく グランドカバー
されていました

ところが 今年は度重なる スコールのような雨
やっと育ったこぼれ種の苗は 散々です
次々と こぼれ種から芽は出ますが 雨に弱い! 
傘をさしておけば 助かったかも知れません

それでも 元気に育った苗もあります!


明日開く.jpg
明日は 開くかしら 赤い 蕾です 


花水木下.jpg
手前右から左 3本 こぼれ種の苗
まだ蕾はありません このまま 
暑い日が続くと 花が咲きそう


赤日々草.jpg
昨年は きっちりグランドカバーされていましたが
今年はすき間だらけ 日ざしのよい場所でも
こんな状態です


白日々草_0001.jpg
白い花は 比較的雨に強く これぞ
スーパー 雨ニモマケズ




| comments(0) | trackbacks(0) | 09:36 | category: デザイン書道 ガーディニング |
# 8月の文字 「簾」
ブログ 簾 8月_NEW.jpg
「簾=すだれ」
芦屋「永来権」 8月の文字

節電対策でもある 緑のカーテンが
あちこちで 大成功!

*******************

明日は立秋 
今年の夏は 早い梅雨明けに
その後の 長い 大雨

被災地の方はじめ 天候に左右される方々にとって
辛い季節のような 気がします

気温低めで 節電協力し易い毎日でした
然し じわじわと 暑さが戻り
「簾」 緑のカーテンが 大活躍

あさがお.jpg   あかめぎり.jpg
見事な ご近所の「朝顔」すだれ   我が家の 「赤芽桐」すだれ

4月の低温 7月の大雨 日照時間少なく
どうなるかと心配した 緑のカーテン
上手くいきました






| comments(0) | trackbacks(0) | 16:58 | category: デザイン書道 |
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