デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# デザイン書道講座は福笑い
教材_NEW.jpg
パーツを切り抜き色々移動させます


今月は あらかじめ用意した文字を 何枚か
コピーして持ってきてもらいました

福笑いみたいに はさみで一画づつ切り離し 
いろいろ並べ替えます

思い切り笑える「笑」だったり
顔で笑って 心で泣いていたり
下心ある笑いだったり
下品だったり 上品だったり
いろいろ感じてもらいました

課題の文字は 何でもよかったのですが
今まで 気付かなかった 
意外な癖や 特徴がつかめ
大いに納得される方もあります

突然 デザイン書道のこつを
開眼されるかたもあり 嬉しい限りです

私がそうであったように ある日突然
納得できることってあるんです
そんな日が近いことを感じています

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:28 | category: デザイン書道 |
# 歴史秘話ヒストリアの影響か 「北斎展」は 超満員
北斎展.jpg
ホノルル美術館所蔵 「北斎展」
3/25まで
於 京都文化博物館


久し振りの暖かい気温につられ 街往く人も
身軽く明るい笑顔 金曜日「北斎展」へ行きました

その前々日NHK「歴史秘話ヒストリア」で
北斎特集があったことも影響し
会場は えらく込んでいます

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神奈川沖浪裏.jpg
「神奈川沖浪裏」 北斎の有名なGrate Wave

浪間でもて遊ばれている 小船の人影を見知って以来
実は北斎ファン 

くだけ散る大波 波間の 押し送り舟(相模や房総で
とれた魚を 江戸の魚河岸にすばやく届ける舟)
豪快で ユーモラスな画風が魅力的

2010年は北斎生誕250年 ミュージカル「南太平洋」の
原作者ジェームス・A・ミッチェナー氏寄贈作品から
170点が お目見えです

kammyさんの「万年筆で 書く描くしかじか」
ブログでは パリ万博出品の陶器を 包んだ紙の
浮世絵版画が 当時のパリの人を魅了したと
記されています

維新後 日本では見向きもされなかった
浮世絵が パリに流出したのです
マネやモネ ゴッホといった巨匠にも
大いに影響を与えました

「神奈川沖浪裏」は 日本を飛び出し
若者たちが集うパリの地下道に 描かれました

若者たちは 神奈川沖浪裏=Grate Waveを 
塗り直しながら 今なお北斎を 
称えているそうです


享年90歳 北斎の怪奇伝説の数々
生涯93回の引越し 名前も30に及び
金銭に頓着なく 生涯貧しかったようです

ただひたすら 描いて 描いて
眼がくらみ 腕が疲れて そばを食べて寝る

「世界のトップは 狂気」といわれた方が
ありましたが 北斎も 後世に残る
世界のトップに違いありません


| comments(0) | trackbacks(0) | 15:37 | category: アート |
# 二月花形歌舞伎‥ここにも新しい息吹が
読売新聞記事歌舞伎_NEW.jpg
2012.2.13 読売新聞 伝統芸より
「大當り伏見の富くじ」 染五郎さんと翫雀さん


昨年末から楽しみにしていた 大阪松竹座に
行きました 本物の歌舞伎は 初めて

開場の前から長蛇の列 着物姿の方もちらほらで
華やいだ雰囲気になります

出し物は「慶安の狼 丸橋忠弥」
「大當り伏見の富くじ」

染五郎 獅童 愛之助さんら人気役者と
あって開場は超満員 

隣の席は着物を召した通の方で
「慶安の狼」は 暗転大過ぎと ちょっとご不満

時勢的にいえば NHK大河「平清盛」風で
この暗転が 粋で モダンな 
演出なのかも知れません

次の「大當り伏見の‥」は打って変わり
新喜劇?ドタバタ大団円・・・
↑これは読売新聞の報道です

花魁の高下駄が脱げ 転げたり 
獅童さんのカツラが 何度も傾いたり落ちたり
台詞もギャグがいっぱい

フィナーレは 宝塚よろしく 伏見稲荷の
階段から出演者が降りて乱舞

歌舞伎にはないカーテンコールまであり
大いにはじけた舞台でした

「今まで誰も見たことない爆笑歌舞伎を作る」
そんな染五郎さんの意気込みが見える舞台でした

若い世代は チャレンジ!
ここにも新しい息吹が感じられます

| comments(0) | trackbacks(0) | 21:05 | category: アート |
# 民芸の美、大集合。柳 宗悦展
柳宗悦展.jpg
柳 宗悦展
2月29日まで
会場 大阪歴史博物館

無名の職人たちの手によって生み出された日用雑器に
美を見出し 独自の審美眼により 新しい美の概念と
工芸理論を展開した 柳 宗悦(やなぎむねよし)

氏の蒐集した 古今東西の逸品や 氏の筆になる書
原稿 美しい装丁の私家本やポスターの 数々
大正や 昭和初期の ロマンに浸りました

見事な刺し子や アイヌの民族衣裳
鹿革を染めた 松喜文革羽織
信楽の 焼締黒釉流茶壺etc
どれも意匠や技術の高さに 驚きます

身近な暮らしの中の 用の美を追求された
柳宗悦さん 私たちにとっては
子息宗理(むねみち=通称ーそうり)氏の
世界に誇る バタフライスツールや 
おしゃれで 機能的なキッチングッズが
馴染みかも知れません


| comments(0) | trackbacks(0) | 18:13 | category: アート |
# 2月の文字「待」
待_NEW.jpg
「待」
芦屋「永来権」2月の文字

2月も後半になると 日ざしに明るさが広がります
冬の重たさから開放されたい! 
寒くても 陽の光に希望を見いだしたい!

「春」が 待たれます

******************

芦屋の永来権さんには 2〜3ヶ月の作品を
まとめて送るのですが うっかり「光」と書いて
しまい 昨年と文字がダブったのです

あわてて 用意しなおしたのですが
これが また失敗 
「侍=サムライ」って書いてしまいました

それがとても いい感じの作品だったので
残念で仕方ありません
後で一本足りない 線を入れたのですが
ちょっとまずい! 言わなければ
それはそれで OKだったかも知れませんが
心が痛い!

そんなこんなで あたふたした2〜3日
でした

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:33 | category: デザイン書道 |
# 桂三枝さんの創作落語独演会
羽柴秀長の居城 郡山城
そのそばに やまと郡山城ホールがあります
街の景観にあわせて建てられた 
和風モダン超おしゃれなホールです

そこで桂三枝さんの創作落語独演会がありました
1000席以上の会場は満員でした

めくり.jpg
↑16年前 「めくり」を書かせて頂きました 
カーテンレールに吊って バランスの確認

その昔 生駒市民ホールで 桂三枝さんの
創作落語独演会がありました 
寄席文字は初めてで最後
緊張で 文字が固まっています


********************

日曜日の午後 桂三枝さんの創作落語を
やまと郡山城ホールで楽しみました 
直にお聞きするのは生駒市での 公演以来です

三枝さんは上方落語協会の会長さんで
昔から 新しい風を送ってこられ
天満天神繁昌亭建設基金も
呼びかけられました

最近の世相が反映された 創作落語は
身近な話題で 会場をおおいにわかせます

サービス精神旺盛な三枝さんは ついには
落語の中の 演歌歌手に変身 
粋な 着流しスタイルに着替え
自作の「浪速のこいサブレ」を 大熱唱

ウマイ!!!
ハチャメチャ お茶目な 三枝さんは
会場中を 虜にして 幕がおりました

どなたも 幸せ大満足で 帰路に
着きました

| comments(0) | trackbacks(0) | 21:52 | category: デザイン書道 |
# 共通する間のとり方
間_NEW.jpg
「間」

篆刻教室では 金文や印篆 で 多文字の作品を 
刻られる方があります 
6㎝×7.5〜8㎝の印面に20文字 
根気のいる 細かい作業です

二葉先生の 他のクラスで90代の Iさんは
昨年5月の 檀香会作品展で 8時間かけて
刻られたと 聞きました

奈良教室でも 腕を上げられた Mさんや
Yさんが 盛んにチャレンジされます

Mさんが布字して来られた作品で
先生が 間のとり方について
説明してくださいました

一寸したバランスで 文字が大きく見えたり
細かく見えたり 他の文字に見えたり
下品になったり 上品になったり
マジックのようです

先生が どんなに説明してくださっても
こちらに受け取る能力がなければ
聞き流してしまいます
学ぶにつれ それを消化し 
身につけていくのかも知れません



先の フォントといい 篆刻といい
「書」といい 少しの間やバランスで
雰囲気が ガラリと変わります

いかなる世界にも共通する 「間」
奥深い世界です




| comments(0) | trackbacks(0) | 16:25 | category: デザイン書道 篆刻 |
# FONT1000のトークショー
会場_NEW.jpg
満席の会場 立ち見の方も大勢でした

スペシャルトークショー
味岡伸太郎×七種泰史×祖父江慎


FONT1000展 初日夕方 フォント(=タイプフェース)の
プロフェッショナルの方とブックデザイナーの祖父江慎さん
のトークは 尽きることがありません

ゲストの祖父江さんは チャーミングで愉快な方です 
仕事柄 本をよく読まれますが 何時も最初のページだけで
終ってしまうそうです

というのは その本の書体とか 字詰め
段落のあけ方ばかり気になって 本の内容は
頭に全然残らないそうです
もちろん 書体は本の内容に合わせ
使い分けられます

個性的で ユニークなフォントを開発される七種さんは 
1書体終るまで 生活スタイルを変えずに
過ごされます 例えば 起床 散歩 入浴と同じ
リズムを作られ制作に向われます
ーーそれってよく分かります

スクリーン_NEW.jpg
味岡さんが考案された フォント制作用ソフトの
説明もありました 例えば明朝体の場合
パーツを縦長にしたり横にひろげたりし
偏と旁を組み合わせます その縦・横の線幅が 
変わらないそうで 画期的です!

私の場合 手書きをスキャンしますので
これは関係ありません もちろん難しすぎて
理解しがたい事柄でした

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フォント制作会社の方 美大の先生 学生さん
関西はもちろん 福岡 姫路 徳島 福井から
様々な方が参加 熱心に聞き入りました

その後のオープニングパーティ 二次会と
話題は 尽きることがありませんでしたが
遠方帰路につかれる方あり 心残しながら
散会となりました




| comments(0) | trackbacks(0) | 12:44 | category: 書ヒストリー |
# たくましき日本の庶民と書体展ーFONT1000展
天・道.jpg
季刊誌「そう=叢」 
書は 編集人 味岡伸太郎氏
「そう」使用の 書体制作 味岡伸太郎氏

そう=叢.jpg
「そう=叢」 東三河&西遠・西三河・南信 応援誌
おしゃれな雑誌です

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たくましき日本の庶民と書体展 大阪展
ペーパーボイス大阪
大阪市中央区南船場2-3-23
2012.2.6[月]〜2.16[木](土日祝休)

初日 16:00から
タイプフェースのプロフェッショナル
スペシャルトークショー
味岡伸太郎×七種泰史×祖父江慎

************************


日本語書体開発の壁となる 膨大な文字数に
疑問をもたれた味岡さんは すべての書体に
これほど多くの文字数が 必要なのだろうかと
FONT1000を提唱されました


昨秋の東京・名古屋に続き 月曜日から
大阪で開催されます

昨日はその搬入です
味岡さんも 展示や トークショーの
打ち合わせに 豊橋から駆けつけられました

ギャラリーのレイアウト図に
シャープペンで 指示の案内ラインを
さりげなく書き込まれます
思わず見とれてしまいました
「間」の感覚 スゴスギ!
これぞ味岡美!

ポンポンと入れられた点や線の間隔が
量ったように 正確なのです
驚いたのは 私ひとりではありませんでした

またフォント制作のためのソフトも開発され
その説明もありましたが 正直わかりません

月曜日のトークショーが楽しみですが
すでに予約で満員 この道のプロの方は
もちろん 学生さんも
遠くは九州や四国から参加されます
立ち見もOKです!




| comments(0) | trackbacks(0) | 22:44 | category: 書ヒストリー |
# 節分の思い出
 鬼ころし_NEW.jpg
お酒のロゴだったのですが・・・不採用
鬼も降参するくらい 辛口のお酒でしょうか
うまいネーミングです

*********************


節分になると 子供の頃食べた
「いわし」を思い出します

いわし_NEW.jpg

海のそばに住んでいたので いわしはふんだん 新鮮
ただの 塩焼きですが 子供ながらも 
美味しい! と思いました

当時 節分といっても 豆まきをする程度で
関西の海苔屋さんからはじまった恵方巻きも
ありませんでした

厳寒の頃は いわしも大きく成長し
油がのります 炭火で焼くと パチパチと油が跳ね 
煙っているその焼きたてを 大根おろしの上に置くのです

ジュワー!!! 
ビックリするような大きな音でした

 



| comments(0) | trackbacks(0) | 22:47 | category: デザイン書道 |
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