デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 世界遺産の日光東照宮へ
31申200年賀.jpg
「申」 2004年 申どし年賀状

申は稲妻の形 天にある神の威光
金文では「神」の意味に用いる
   「常用字解」より

31.jpg
東照宮といえば 三猿の彫刻

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旅の2日目は 予想通り日光の世界遺産を訪ねました
関西より春は遅く 今芽吹いたばかりの若葉が
出迎えてくれます

江戸260年間を 守りつづけた徳川幕府 その初代家康公を
祀ったこの東照宮は 絢爛豪華を極めます

昔々 修学旅行で 訪ねましたが
風雨にさらされ 古く黒ずみ
ゴチャゴチャした印象しかありませんでした

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31金堂.jpg
東照宮は 今 平成大修理の真最中 金堂は写真で囲いが
それにしても「金堂」の文字が素敵です

31象.jpg
本物を見ずして 彫刻された像
若冲を思い出しました

31眠り猫.jpg
眠り猫 かの 左 甚五郎の作品

東照宮には 多くの動物の木彫像があり 
繊細に彫られ 匠の技に驚きます
創建時に戻ったかのような きらびやかな修復後を
目にすると 徳川幕府の威光の尊大さが
伝わってきます

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31いろは坂.jpg
いろは坂 この急カーブがたくさんつづきます

31雪.jpg
足下は まだ雪 

31車窓.jpg
帰りのバスからも スカイツリー

大阪伊丹到着は午後8時
添乗員さん バスガイドさん 運転手さん
皆さんベテランで 気配りも万全
有り難うございました!

添乗員さんに「採算とれていますか?」と
尋ねる人あり そう心配するほど
格安 充実の2日間でした




| comments(0) | trackbacks(0) | 23:23 | category: デザイン書道 |
# 思いがけず スカイツリー
30スカイツリー.jpg

先週 金・土曜日 近畿日本ツーリストの
ミステリーツアーに参加
つまり到着するまで 行き先不明な
旅です


集合解散は 大阪伊丹空港
世界遺産を巡り 美人の湯に入るのです


集合時刻で 大体の見当はつきましたが
まさか 開業したばかりのスカイツリーをそばで
眺められるなんて 思ってもみないことでした

30スカイ景色.jpg
浅草から見えた スカイツリー

光り輝くアサヒビールタワー ビールと泡らしいのです
その右のスーパードライホールは 岡本太郎さん制作かと
見まがうほどユニークな オブジェです

30摩天楼.jpg
雨に煙る 都内 まるでニューヨークの摩天楼みたい


羽田からバスに乗り込み 予想では スカイツリー前を
通って貰えたらうれしいのにと ツアーメンバーは思って
いました

ところが

思いがけず 築地市場で1時間
昼食は おいしいにぎり

その後バスで 銀ブラ
バスから眺めるだけですが ブランド街を通り 

そして 浅草で1時間半 
間近でスカイツリーが 見られたのです

バスの中は みな大興奮
よかった! よかった!

30kesiki .jpg
その後 関越道を北に向って バスは走ります
新緑が若く きれい!

30会席.jpg
着いたのは 群馬の水上温泉

ハーフバイキングで 好きなだけ
何でも 食べ放題 牛ステーキもあります


| comments(0) | trackbacks(0) | 22:50 | category: デザイン書道 |
# この椿(こ)は玉の輿
28Camellia.jpg
Camellia


一時期 ジュエリーのCMで カメリアダイヤモンドと
いう言葉を耳にしました 研ぎ澄まされた宝石に
椿を冠し・・なるほどと思ったものです

そういえば資生堂もTSUBAKI


28親椿.jpg
ご近所の椿 挿し木の親椿

東大寺のお水取りの椿に 似ています

切り花で 頂き 飛び上がるほどうれしく
写真に撮ったり 友達をお茶に招いたりしました

ブログで何度も登場した この椿を
何年かに亘り 挿し木にしたのです
挿し木はクローンと同じ 種から育てるより
遺伝子が親と同じと 何かで読みました


期待を込め 3年ほどチャレンジし 
根づいたのは1本だけ
目に入れても痛くないほど 大事でした


10年前 家を建て替え スダチ以外は
全ての木を 泣く泣く抜きました

手入れの楽な木だけに したはずでした
ところが 鉢で残したのやら 球根で
残したのやら雑多な 植栽でいつの間にか
小さな庭はいっぱい

数年前 根づかない挿し木をあきらめ
よく似た椿をも 植えたのです

28椿.jpg
↑ 鉢のままですが 植え替えをしないといけないほど
高く伸び 見事な花を15輪もつけたのです

先日友人に誘われ お茶をしていると
そのひとりが 「私に頂戴」と

彼女は 最近椿に凝り 何種類か
集めたというのです

法隆寺の近く 斑鳩のお宅の庭は いつも見事に
手入れされ 安心してお任せできます

数日前 メールで 大きな鉢に
植え替えられた写真が届きました

この椿(こ)玉の輿!
幸せそうです!


| comments(0) | trackbacks(0) | 14:21 | category: デザイン書道 |
# 暑中見舞 ウマイ!

力作が勢揃い!

デザイン書道講座は 早々暑中ハガキの
制作に取りかかりました

文字が主体の講座ですが 色を使って表現を
すると華やかになります

「書」と「絵」 究極の選択という場合
どちらが選ばれるだろうかと 常々
考えます

人の真理として やはり華やかなものに
目がいくのは当然 ならば・・という訳で
顔彩や 絵の具の力を大いに借ります

月1回ですがこの講座がはじまり8ヶ月
皆さんの感性鋭く 全くの手作業で
この小さな空間にこれだけの表現が
なされることに 驚きます 

のんびりあり エネルギッシュあり
エレガントあり カワユイあり
個性的な 楽しい作品に
なりました

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:02 | category: デザイン書道 |
# 932年ぶり金環日食・・ワクワク
○.jpg
○=丸 (2000年作品)

○って難しい

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今朝からニュースは TVも新聞もこれ一辺倒
全国の 金環日食を 喜ぶ人たち 
こちらまで楽しくなる

小学1年生になった孫は 7時20分に 校庭に
集合 保護者や先生と一緒に観測


日蝕グラスを買い求められなかった 
我が家は 東側の勝手口から観測 

網戸と 雨や黄砂で汚れがひどいテラスが
功を奏し 日蝕グラスにピッタリ

見えました! 雲のすき間から
ダイヤモンドリングみたいに
光り輝く ショー

感動的でした


| comments(0) | trackbacks(0) | 21:41 | category: デザイン書道 |
# 神谷利男の万年筆展@KYOTO
21会場.jpg
万年筆ブログ 「万年筆で、書く描くしかじか」
に掲載された万年筆による 作品群

神谷利男の万年筆展@KYOTO

於 ギャラリーみやがわ
京都市中京区炭之座町
会期 2012.5.12〜5.19


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最終日に訪ねました 会場は伝統的な京町家
午後3時頃からワインもあけられ フェイスブックや
ブログで繋がったメンバーも揃いました

作品全てが 万年筆と関わりのあるものばかり
そのアイディアの豊富さ 奇抜さに目を見張ります
そして ウマーイ!

美大の同級生という女性は kammyさんのことを
「昔とちっとも変わってない」と

21パロディ作品.jpg
北斎も写楽も広重も すっかり 万年筆化
脱帽です

グリーンアスパラも メザシも あらゆるものが
万年筆の仲間

21立体作品.jpg
きっかけは レストランや 茶店のペーパーナプキンに
描かれた万年筆イラスト というのです

折り畳まれたナプキンの下は だまし絵みたいに 
開くと全く別のイラストに展開します

そうしてこれは「万年筆でペーパーナプキン・スケッチ」
という本に まとめられました

続ける 貫く のめり込む そして楽しく カッコよく
なかなかできないことですが 
大いに楽しめた展覧会でした



 
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:05 | category: アート |
# 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花
18 Peony.jpg
Peony=芍薬

18.jpg
先週末 芍薬は 美しかった! 
左は日本古来の種で 4〜5日開花が遅れます
 
先月初めは 地面から芽を出したばかりで赤い新芽 
弱々しかったのが こんなに大きくなりました
ものすごい成長力です 

花が終ると秋まで 美しい葉が 庭を覆います  
花には蜜を求める虫もありますが
病害虫に殊の外強く 頼もしい存在

漢方薬に使われるようです この力強い成長力や
病害虫を寄せ付けない・・そんなところに秘密が
あるのかも知れません

18 新ソルベット.jpg
カタログ↑では 「ソルベット」
2年間ほどは 確かにこの花でした

週の初め 終日雨で このソルベットは無惨に
散ってしまいました


18芍薬.jpg
少し遅咲きの 日本古来の芍薬
 
雨の後の強い日差しは 薄い花びらに酷
あわてて切り取り 生けてみました

芍薬は 蕾が一番 きれいです
贅沢!な気分に 浸れます

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花
昔から有名な 美人の代名詞

牡丹も 百合も植えていたのですが
いつの間にか なくなりました



| comments(0) | trackbacks(0) | 18:15 | category: デザイン書道 |
# 母は千の風
千の風_NEW.jpg
千の風

5月の第2日曜日は母の日 どなたもそうであるように
母がいて私がいる! 母なしでは生きていられないほど
母親っこでした 千の風に乗って 
母は今でもそばにいます

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6人兄弟の末っ子です しかもすぐ上の兄とは1廻り近く
離れていました 物心ついた頃は すでに兄たちは
家を離れ 両親と3人暮らしでした

母は明治生まれ 当然「お行儀」はうるさく 例えば
畳の上に落ちてる新聞を踏んだり 布団を踏んだりは
御法度 でも当時大半の家庭で当たり前のこと

人様から物を 頂くときは両手のひらで受け取る
上からつかむのは鷲づかみで 失礼といわれました
これが家庭教育というものだったのでしょうか

ですが それ以外は本当に自由でした
生きるだけが必死の時代でしたから 細かく
言っている暇がなかったのかも知れません

ただ 昔話を殆ど毎晩してくれました
「古事記」がブームですが それらしきものから
福岡でしたので 太宰府に流され無念の死を遂げた
菅原道真公の 飛び梅の話は 力が入っていました
「東風ふかば匂いよこせよ梅の花 
主なしとて 春な忘れそ」・・この歌が今でも
自然に口ずさめるのは 母の昔話のお陰

疲れた母は 昔話をしながら 先に眠ってしまいます
それを 揺り起こし もっと話してと
せがんでいました 

今でも一番逢いたいのは 「お母さん」
なのです



| comments(0) | trackbacks(0) | 16:33 | category: デザイン書道 |
# 5月の文字「わかば」
12わかば.jpg
「わかば」
芦屋永来権 5月の文字


寒さが長かったせいか あわてるように花の季節が
巡り 若葉が目に鮮やかです
「さ緑」という言葉がピッタリかもしれません

12新緑.jpg
暫く落ち着かない日が続き 緑を愛でることがなかった
のですが ふと見渡すと辺り一面の「わかば」

10日ほど前は いろいろな若草色であふれ
スケッチする方は 楽しかったでしょうね

遠景ですが ちらほらと自生の山ふじが見え
心が和みます 幼い頃近くのお宮にふじ棚があり
その下で お弁当を食べたことを思い出しました



| comments(0) | trackbacks(0) | 21:06 | category: デザイン書道 |
# 二葉一成先生とのお別れの日

「山有漆=山に漆あり」
「山有樞」の詩 部分
過度の耐乏生活を非難する詩
 

山にあるのは樞(あきにれ) 沢にあるのは楡
あなたにあるのは上衣とはかま
それにそれをひきずりも着もしない
あなたにあるのは車と馬
それにそれを走らせも駆けらせもしない
うっとうしく死んで行ったら
よその人がそれで遊びましょうて

昨年の檀香会展の 課題でした
山梨の会員さんが 素敵な額に加工して下さいました

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一昨日 旅先で二葉先生の訃報を受けました
連絡して下さったK先輩は 連絡の度
作日の会館でも 涙 涙でした

いつかこんな日を迎えないといけないのではと
社中のみんなが思っていました
昨年来 先生は体調を崩されたにも拘らず
本来の明るい性格で 何事もなかったかの
ような振る舞いで 篆刻講座にいらっしゃいました

竹を割ったようなご気性で
病状も会員に説明され

俺の身体の心配をして 気遣いは要らない
普段通りにやって欲しい 講座に行くのは
張りが出るんやと

強靭な精神力で 最後まで
門下生を率いて下さっていました

今月末には 中国旅行も計画され
「みんな行こうな」と声かけして下さっていました
来年も「檀香会やろう」といわれ 中西哲先生が
課題の漢詩も用意され 刻す担当も決まっていました

本当に先月も講座で何事もなくお話ししたので
今でも信じられず 茫然としています

生涯現役で 気高く 素晴らしく 誇らしい
本当に カッコイイ
二葉一成先生でした 

ありがとうございました











| comments(2) | trackbacks(0) | 12:04 | category: 篆刻 |
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