6月16日まで
於 大阪市立美術館
少し困ったようなユーモラスな目 ダイナミックなタッチ
縦1.65m 横13.5mに及ぶ大作 曾我蕭白34歳の作品
雲龍図の一部です
襖からはぎ取られ ボストンで保管されたいたものが
修復され 今回日本初お目見え
曾我蕭白といえば 奇想天外な画風
墨や筆の扱いは素晴らしく 巧い!
ですが見つめるには 気持ち悪さや 恐さを
感じていました
今回 日本初お目見えの作品も多く
蕭白の人柄が 大いに感じられる作品に出逢うことができ
大ファンになってしまいそうです
今風に言えば 劇画?
そしてとってもたくみな筆さばき!
鬼による首での綱引き
「朝比奈首曳図屏風」なんてユーモラスで 笑いがこみ上げます
力を入れた鬼の足が 猫の威嚇の毛の逆立ちのように
波打っているのが面白くて 何度も見に戻りました
中国の故事・漢詩をよく読みこなし
そのイメージを描く様は まるで当時の絵本作家では
ないかと思えました
若冲が本物を見て 膨らせ描いたのなら
蕭白は物語のイメージを膨らませ
水墨で表現したのではないかと思いました。
鷹図
年代が少し若いときの作品でしょうか 写実的です
蕭白に 衝撃です