デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 良寛さんの天上大風
31天上大風.jpg
天上大風・・・良寛書

良寛さんの代表作といわれている  有名な「天上大風」
何年前か東北を旅行し 手にしたものです

吟行行脚の宿先で 突然子供に書を請われ
墨で固まった古い筆で 書かれたものではないかと
思うのです

またこの「良寛書」のサイン文字は 
長い間 筆にかかわっている私から想像すると
良寛さんとは 思えない 

後世に於いて・・つまり色紙として売り出すために
書き込んだのではないかと 思ったりもするのです

この文字は
托鉢中の良寛さんに 子供が凧をつくるからと
頼んで書いてもらったのだといわれています

良寛研究家で 篆刻家の中西 哲先生は
表向きはそうだけど 本当は
母親が子供をつかって 書いてもらったのだと
仰っています 

31帯.jpg
天上大風  熊野井乃書 
象形文字です

「JAKUCYU」ブランドの男帯
京都の 織物の老舗で 帯として素敵な模様に
変わりました

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:43 | category: デザイン書道 |
# 秋色を見つけに
30秋色.jpg
秋色

暑くて 長い夏が終わり 台風が一気に湿気や冷気を運び
各地に甚大な被害を及ぼし 不満気味でした

ふと気がつくと やっぱり秋
30メキシカン.jpg
見事なメキシカンセイジ(アメジストセイジ)


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つわぶき

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切り込み過ぎですが 柳のなわ暖簾

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そして さくらの紅葉

爽やかな秋が感じられる 今日この頃でした

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:17 | category: デザイン書道 |
# 南無妙法蓮華経 1

24掛軸.jpg
南無妙法蓮華経

とうとう完成しました
お願いしていた軸が見事に出来上がってきました

表装の先生で 近くにお住まいの
谷田先生のお手になるものです

この春 義母が102歳で天寿全うし
仏壇用と 法事用にと2幅表装して頂きました

壁が白っぽいし 色づいたシボのある和紙なので
それが引き立つように そしてモダンな感じに
お願いしたのです

24南無.jpg
すばらしいのは 遊印の「南山之壽」のテクニック

実は遊印が 和紙の凹凸に負け ずれていたのです
それを 切り込み 張り込みの技で
見事引き立てて下さったのです

表具歴 400本以上 ○○年
先生の手にかかれば 
何でも 全て生かされそう〜

軸裏のろう引きも丁寧に仕上げて下さっていて
本当に見事な軸に 仕上りました

ありがとうございました




 
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:20 | category: デザイン書道 |
# 早々と午年年賀状

21年賀状.jpg
午年年賀状

今年も年賀状の季節が到来しました

なんばパークスのデザイン書道講座は
初めてなので 裏と表の宛名書きで
2回にわたる レクチャーです

ハガキサイズで しかも筆書きし辛い 官製はがきに
一発で仕上げるというのは 本当に酷なこと

パソコンに 筆書きしたものをスキャンすると
作業は楽ですが 手書きで仕上げるのが
前提です

顔彩や 絵の具で色を入れたり
墨の濃淡を生かすと 雰囲気が出てきます

過去にいただいた
大御所デザイナーさんの 手書きの
宛名書きを 披露すると 
皆さん その個性に圧倒されました


 
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:44 | category: デザイン書道 |
# お歳暮商品にも使われています
12つゆ.jpg
醤油 だしつゆ

この文字が 中元に続き 歳暮商品にも
使われています

近くのデパートから送られてきた 歳末商品の
カタログを開くと 
12セット.jpg
ありました!

仕事で使われた文字には お目にかかれないことが
多いのですが 見つかると うれしい!

12プレゼン.jpg
たくさんの文字の中から 5点ほど選び
プレゼンするのですが その選び方って
結構苦労します

どれもこれも 同じようなものを選んで
しまった!とも思いますが
その時は それで納得なのです




 
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:37 | category: デザイン書道 |
# 角をもった牡鹿がいない 奈良公園
11鹿.jpg
鹿  牝鹿はおだやか

************************

鹿の角きり
◆会場:春日大社境内 鹿苑角きり場
◆時期:2013年10月12日(土) -10月14日(月祝)
   12:00から15:00まで (入場14:30まで) 


奈良で用事を済ませた帰り 裁判所のそばを通ると
11裁判所前.jpg

やさしそうな 牝鹿ばかり
雨上がりで 水分をたっぷり吸った芝を 
美味しそうに食べています

終末3連休 鹿の角切りが行われます
恋の季節を迎え 危害を加えないようにと
牡の角は切り取られます

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カメラを取りだす ガサガサ音に反応
寄ってきましたが 餌でないと分ると
顔を背けられました 

角をもった鹿がいないはずです

恋の季節を迎え すでに切られたのや
立派なカッコいい角をもった鹿は
鹿園角きり場に 集められているようです




 
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:42 | category: デザイン書道 |
# 美麗年賀状「和」が届きました
10美麗年賀 和.jpg
美麗年賀状「和」2014  発行 宝島社


年賀状を 準備する 季節を迎え
宝島社さんから発売にあたり 書籍が送られてきました
自分の作品を確認する迄 ドキドキものです

P1050600.JPG
以前は デザイナーさんにパソコン操作を手伝ってもらったのですが
最近は自分で やります

年賀状の仕事がふえるにつれ 辛くなって
何年か 応募するのを やめたこともありました

うまい方はうまいなりに そうでない人もそれなりに
味が出たらうれしいと 思えるようになりました

変わることといえば 年号と干支
何でも数といいますが チャレンジするうちに
それなりに 発見や気づきがあって 
楽しみもふえます

うれしいのは このCDの中の作品が自分宛の
年賀状として届くこと それが自分のなら
なおうれしいです


 
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:50 | category: デザイン書道 |
# 万年筆講座のテーマは 龍
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曾我蕭白の「雲龍図」を
和紙に 万年筆で模写

5Jakuchu1.jpg
伊藤若冲 龍図
これも和紙に万年筆で

テーマは 「龍」を描く! 講師は万年筆大好きの神谷先生
花や動物は日常的に接し 馴染み深いのですが
龍となると 考え込んでしまいます

実在しない 誰も創造でしかない形
近いのは タツノオトシゴかなあと思ったり


大阪市立美術館で見た 蕭白のお茶目なドラゴン
それから若冲 水墨の龍図を
書道用の和紙に万年筆で 模写しました

万年筆では1色のみ
グラデーションはありません

絵に向って こつこつ
書道に比べると こちらは根気
ひたすら 点描や 線描(?)で濃淡をつけます

じっと見つめての模写ですが 30代の蕭白の 勢い若さ
多分晩年であろう若冲の そぎ落とされた形状
その筆遣いに圧倒されながら 引き込まれました

それにしても蕭白のドラゴンは ボストン美術館が
よくぞ大切に保管・・といっても 
襖から剥がされたままで 保管
昨年からの日本国内での展示のため
元の姿になったと聞きます





| comments(0) | trackbacks(0) | 11:19 | category: 書ヒストリー |
# 産経なんばパークス校 デザイン書道体験講座
3教室.jpg
満席の教室は 真剣そのもの

大勢参加してくださってありがとうございました
初めてにもかかわらず 皆さんとても前向きです

最初に自己紹介をかね 書の目的を
お話しいただくと ほとんどの方が 
自由な書き方ということに
興味をお持ちでした

カリグラフィーといわれる デザイン分野の文字は
頭に想い描いた形や 気持ちを 自由に
まるで役者さんのように
文字で表現することなのです

仕事となれば クライアントさんや
デザイナーさんのコンセプトが 反影され
自由ではないのですが 書き方は自由なのです

その楽しさを 広めたい! それが私の役目! 
ちょっと大それたことですが
そう思っているのです

基本的な 書き方のパターンを説明すると
本当に あっという間に 体得される方が
多く うれしいやら ちょっとがっかりやら

やりがいが なくなるでは
ありませんか!




| comments(0) | trackbacks(0) | 22:56 | category: デザイン書道 |
# 夢のリニア中央新幹線 新駅を生駒へ シンポジウム
30夢.jpg
「夢」  宝島社発行 美麗年賀「和」 
熊野掲載分より 

30ステッカー.jpg
会場で配られたステッカー


夢のまた夢のようだった リニア中央新幹線が
東京〜名古屋開業に向け 動き出しました

名古屋〜大阪も 早期の実現へ向け 当生駒市も
中間駅誘致を目指そうと 学識者を招いて
シンポジウムが開かれました

会場の半数以上の方が 乗車できないかもしれない・・ですが
地域の未来活性化に 大きな夢の実現を期待し
大勢が集まりました

リニア計画は40年前からあったのです
当初は 新幹線があるのに なんて贅沢な構想だろうと
思ったものです

阪神大震災 東北大震災と 
日本の基盤を揺るがすような 災害で 
道路や 鉄道が寸断され 経済活動が止まり
リニアの重要性を気付くことになったのです

失われた20年といわれ 日本経済は停滞を
続けましたが 新幹線の乗車率は 驚くほど
上がっていたのです その7割はビジネス

つまりリニアは 日本経済にとって大切
そして中間駅の設置は その地域の産業 経済への
影響は計り知れないのです

実は当生駒市には Ips細胞で一躍有名になった
奈良先端科学技術大学院大学があり
その北側には 安価で広大な用地が広がります


奈良の開発で いつも問われる遺跡の心配もなく
車両基地もOK 大阪府 京都府とも隣接し 
3府県をまたいで 京阪奈学研都市が広がり 
多くの研究機関も存在しています

こんな条件の揃ったところはない!と
日本初だった若き市長さんも
練熟され 頼もしい〜

地域住民の 意識の盛り上がりを期して
第1回目のシンポは終りました



| comments(0) | trackbacks(0) | 10:10 | category: デザイン書道 |
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