# 九成宮醴泉銘
2014.02.27 Thursday
「中国書史」より 著者 石川九楊
発行所 京都大学学術出版会
欧陽詢の 「九成宮醴泉銘」は 76才のときに書かれたもので
楷書の極みとも言われています
書道の世界はもとより タイプフェースでも
イメージした 楷書や明朝体がみられます
凛とした揺ぎない品格 道を究めた76才の
欧陽詢の 生きざまが感じられます
奈良の講座では 諸事情で事前の宿題ができない方が
多く 何か準備しないといけないと思い
急遽 この九成宮の二文字を臨書し
更に 隷書風と デザイン文字風を用意しました
何枚も臨書しながら 品のある無駄のない線に
魅せられ 虜になってしまいました
仕事では 色々な楷書を描きますが
基本に戻って 九成宮をやってみるのも
いいなあって 思います