# 世界文化遺産の和紙
2015.02.28 Saturday
和紙
紙・・石州和紙
墨・・奈良青墨「蘭」9年前に購入
買ってきたばかりの石州和紙に 青墨をすって書きました
美しい和紙 優雅な墨色 筆を持つものの醍醐味です
普段 手頃な半紙に墨液を使い 山ほど書き
その中から選ぶという 書き方になれると
1枚に賭けるのは 苦しい書き方です
緊張が走ります
奈良国立博物館で 3月15日まで開催されている特別展示の和紙展
あべのハルカスで 2月18日まで開催されていた「石州半紙」展
書に関わるものとして 考えさせられた展覧会でした
その昔中国の蔡倫が綿から・・つまり糸から
紙を作ったと伝えられ 奈良時代製法がわが国へも
伝えられました
紙の糸偏はその名残
つまり紙は 情報伝達手段として 後世に文化を伝える
人類にとって素晴らしい発明だったのです
世界遺産にもなった日本の紙は
経典や文書 絵巻の料紙 掛け軸の裏打ちや
経典の繕いなど 文化財の修理にも用いられてきました
強くて美しい和紙ですが こうして石州和紙を
手にすると お稽古に簡単に使えるものではありません
お値段手頃なものに なりそうです
2015.2.28 読売新聞
練行衆が身につける 白い装束も和紙
大昔から 連綿と受け継がれています