# 幸せな国日本
2015.06.30 Tuesday
幸
先週のことです 奈良に早く戻りたく
最終便の飛行機で 羽田から伊丹に到着しました
25分後くらいの奈良行きのシャトルバスに
乗りたく慌てていました
新幹線と異なり セキュリティが厳しい飛行機は
乗り降りに 時間を要します
到着ロビーで荷物を受け取り
切符を買い バスに乗り込むと
羽田で買った 「とらや」の最中を
忘れているのに気付きました↓
最終バス出発の7~8分前のことで
忘れた場所もしっかり覚えていたので
バスの世話をしているお兄さんに
事情を話し それを受け取って
皆さんで召し上がってくださいと
伝えました
帰りを急ぐ身には 最中を取りに戻る余裕はありません
たとえ出てきても 空港までの往復の時間と
費用を思うと 宙に浮いた最中がかわいそう
するとそのそばにいらした年配の係員さんが
どんな包み?と聞かれます
「黒地に 金のトラが3頭並んだペーパーバッグです」
「運転手さん ちょっと待ってや5分くらいかかるから」
本当に5分とかからず その方が目の前に
黒地に金のトラのパーパーバッグを目の前に
持ってきてくださったのです
昔ながらの 針金の付箋がついていて
付箋に受け取りのサインをすると
目をまん丸している私を乗せ
定刻にバスは 何事もなかったかのように出発しました
なんて幸せな国なんだろうって 生駒一分インターに着くまで
感動しっぱなしでした
係りの方も素晴らしい機転ですし
忘れ物として 届けてくださっていた方もあったのです
誠実さ 機敏さ 正確さ
海外からの旅行者が 驚くニッポンの
魅力は この国の人柄なのかもしれません