デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

Copyright(c) Kumano Seinai. All Rights Reserved
<< May 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# まあるい目をした いい子だよ
七つの子.jpg
七つの子 

子供の頃 大好きだった童謡で カラスには子供が
たくさんいて 山の中にはカラスの住処があると
夢はせていました

それがいつの間にか カラスはゴミを漁る
悪者になってしまっていたのです

B新聞紙カラス.jpg
カワイイ まあるい目をし 頭も 胸もまだ産毛です

家のそばの電柱上で 大騒ぎする2羽のカラスで
庭に出ます ただならぬ気配です

とりあえず立ち去って欲しく 2階ベランダから
黒い傘を広げて 威嚇しようとしました

B電柱.jpg
するとベランダの洗濯物の陰に隠れるような
黒いものがいます  カラスですが 飛び立てないようです
心配した仲間のカラスが 大騒ぎをしているのだと
ここで 事態が読めてきました

新聞紙を広げ 包み込むと ちんまりして
従順で 暴れることもなく 巣立ちしたばかりの
幼鳥だと 気づきます
大騒ぎしていたのは 親鳥だったのです

子供を案ずる 親ガラスの心情に
胸を打たれます

カラスは人を襲う! という話も聞いていましたので
威嚇しようと黒い傘を用意した 
自分が 恥ずかしくなりました!

B庭.jpg
庭に下ろすと ピョンピョンと跳びますが 飛べません

Bコーナー.jpg
塀に飛び移り 雨の中じっと空を見つめます
その間 親ガラスはしきりに飛翔を促し
何事かと思うくらい大騒ぎでした


しばらくして見に行くと
あの子は もういません

そして 静けさがだけが広がっていました


 
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:32 | category: デザイン書道 |
# 若冲の五百羅漢の石峰寺 その近くが伏見稲荷
伏見稲荷.jpg
海外から超人気な 伏見稲荷大社

若冲が晩年を過ごした石峰寺のすぐそばにありました
五百羅漢が並ぶ森の静けさ 清々しさは ここにはありません
参道にはお店が並び 参拝者もそちらが気になります


B鳥居.jpg
伏見稲荷大社 山頂まで続く鳥居

後ろ姿の観光客は8〜9割が外国からのお客様
日本で一番人気のスポットです

B絵札.jpg
お稲荷さんなので 絵馬ももちろん狐

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:24 | category: - |
# 若冲の五百羅漢を訪ねて 若冲ファンです
B絵葉書.jpg
石峰寺五百羅漢 絵葉書より

B山門.jpg
通りから階段をのぼると 唐門

B石峰寺.jpg
初夏の爽やかな風が 石峰寺の境内をそよぎます
気温高く汗ばむ日でしたが 静かで癒されます

現在のお寺は 度重なる火災で昭和60年に再建され
石造釈迦如来像を中心に十大弟子や五百羅漢 鳥獣など 
若冲が住職密山の協力を得て 制作したという 
一大石仏群があります

京都の天明大火で 家を焼かれた若冲は
この寺の古庵に住み 石仏に十余年かけたのです

大火はあのエネルギッシュな若冲の 
心境を変えた出来事だったに違いありません


そうでした 前回の続きです
2000年に京都国立博物館で 入手した
若冲の赤い表紙の本は 絵の好きな 入院中の友人に
「返してね〜」と言ってお見舞いに持って行ったのです

退院した彼女が
「病院で大人気で あらへんようになったんよ」
ということでした
あのエネルギッシュな絵は みなさんを元気にして
退院に導いてくれたと思いました





 
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:17 | category: アート |
# 若冲展が大変 若冲ファンです
B若冲.jpg
若冲原寸美術館100%Jakuchu
発行所 小学館
若冲ファンだというと 近所の方が
見せてくださいました


本日最終日の若冲展 一昨日は待ち時間が320分〜
とんでもない〜 この暑さの中 炎天下で
しかも高齢の方が大変多いということです

東京都美術館で開催の若冲展
実は4月30日に出かけたのですが
辛抱できない夫が連れで
あっと驚く人出に諦めて見ずに退散したのでした

今の混雑を思うとまだマシだったでしょう
早起きし東京都美術館に到着したのが午前9時
切符売り場と会場と手分けして並んだのですが
どちらも超超長蛇の列

2〜30分もすると この長い列にうんざりしている
夫の顔が浮かんできます 案の定列を離れ
帰りの飛行機に間に合わないからと
言いだしました

実はその3日前から 孫たちを訪ねて上京し
前日はとバス半日コースの
東京観光を家族でまわり 今回の旅の
目的は達成されていたのです


若冲と出会ったのは2000年11月京都国立博物館でした
その新聞記事の五百羅漢図は 小さな物でしたが
描かれたお坊さんの構成が面白く 
まるでゲゲゲの鬼太郎の 鼠小僧のように思えたのです

こんな楽しい絵を描く 若冲って?
行ってみたいと思いました
会場に入ると 全てが凄いスゴイ
この30幅もありました
一目で虜になりました

でも当時の入場者は会期で確か100,000人くらい
その時購入した「若冲」の本 真っ赤な表紙で
素敵でした 
続きは次回




 
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:53 | category: アート |
# 「世界のニナガワ」さんのご冥福をお祈りします
B天保12年.jpg
シアターコクーンプログラム 
A4サイズの粋なプログラムでした

舞台演出家の蜷川幸雄さんが亡くなられました
巨星という言葉があてはまる方でした

10年ほど前 唐沢寿明さん篠原涼子さん藤原竜也さんの
名前を書いて欲しいと 依頼を受けました

3パターンほど提出すると 次は出演俳優さんの名前
その次は「天保12年のシェイクスピア」のタイトル
またその次が 原作の井上ひさしさん 演出の蜷川幸雄さん
音楽担当の宇崎竜童さんとなり すっかり興奮してしまいました

そうして完成したプログラムが送られてくると
表紙はあの 横尾忠則さんで
またまた驚いたのを思い出しました

本当に光栄な仕事をさせて頂いたものです

B河童が覗いた.jpg

初版が1987年ですがこんな本を持っていました

 B蜷川さん.jpg
そこには若き日のお姿がありました





 
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:10 | category: デザイン書道 |
# 橘左近さんが受賞されました
B橘左近.jpg
会場のプロジェクターから 
受賞された橘左近さん

Bポスター.jpg
ポスターですが全て手書き どれもこれも文字が素敵

4月22日のことです
港区六本木の国際文化会館講堂で
日本タイポグラフィ協会総会の後
佐藤敬之輔賞の授賞式がありました

受賞者は個人では 寄席文字でおなじみの橘左近さんです
この受賞を喜ばれた一門の方々が大勢参加くださり
会場は熱気に包まれました

B右近.jpg
読売新聞記事 1991.3.10
ずいぶん黄色くなった切り抜きです 持っていました!
こちらが今回受賞された左近さんの師匠で橘右近さん
「あたしゃ筆でタンカ」この粋なタイトル好きでした



最後に選考委員の方が講評で 腕一本で修正なしに
文字が書かれる素晴らしさを称えられました
そしてそれを受け継ぐ方が大勢いらっしゃるということ
筆文字 万歳です

その後 名札をつけられ次々にパーティ会場へ
向かわれます その中にいらっしゃったのが
橘右佐喜さん 関西の落語文字でご活躍中です

とても嬉しい出会いでした!



 
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:25 | category: - |
熊野井乃ホームページ
熊野井乃ホームページ
Archives
Profile
Comments
Mobile
qrcode
Search this site
Sponsored Links