デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 夢瓦と書 コラボレーション展

 会期  10月1日(土)〜7日(金)10時〜17時

会場  東生駒ギャラリー宗

    生駒市東生駒1丁目386-1(近鉄東生駒駅から南へ徒歩3分)

    携帯:090−6753−3669

 

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奈良デザイン協会は 地場産業はじめ奈良県や市町村と

連携し新製品 新ブランドの立ち上げに協力してきました

 

その一環とし室町時代から続く瓦屋 株式会社瓦道さんと協力し

奈良らしいオリジナルな土産物を瓦で製作しました

 

「夢瓦」と書のコラボは2012年からですが

今回 奈良県大芸術祭参加ということで

新参者ですがお声をかけていただきました

 

過去作品がほとんどですが10点あまり

出品させていただきます

 

 

先週土曜日 夢瓦展の打ち合わせが 瓦道さんであり

初めて訪ねました

 

金色鴟尾は東大寺のミニサイズ

箱書きは 東大寺管長さんの故清水公照さん 洒脱な文字です

 

 

公照さんの作品だと思ったらご子息の 公庸さんの瓦作品

文字や絵の雰囲気が そっくりで驚きました

 

 

ミニサイズの鬼瓦

 

国宝や文化財の寺社の修復は 昔と同じ形の瓦で

国宝や文化財の寺社の瓦のふき替えは

100年に一度だそうで 伝統がないとできない

お仕事かもしれません

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 18:40 | category: デザイン書道 |
# 若き日の父の文字

Bばんしょ.jpg

法事で家族が集まり 孫やひ孫の希望で昔の古いアルバムが

持ち込まれました 右から2人目が父 台湾の小学校の教師でした

 

日本中が全て太平洋戦争に向かっていた時代です

板書の内容はともかく美しい言葉遣いと文字だと感心しました

 

戦後台湾から父宛に送られてくる手紙の言葉遣いが

美しく 不思議に思ったものですが 日本人によって

台湾の人にも教育がなされたのです

 

10年ほど前 初めての海外旅行が台湾でした

初めてということで日本語の上手なベテランの添乗員さんが

担当してくださったのです

 

日本の教育を受けたというRさんは

日本の植民地になる前は 台湾は未開の地であったと

 

当時の日本にもないような最先端の立派な病院や役所を建て

環境を整え 鉄道をひき 教育をしてくれた

 

戦争に負け日本人だけ本国に戻ったけれど

台湾人も一緒に日本に連れて行って欲しかった

 

その後台湾は混乱し 日本よりも30年も40年も遅れたと

台湾には日本語放送のTVが流れ日本の情報は一気に伝わります

Rさんは毎年のように日本に来られ我々よりも

日本通で驚いたものです

 

東北大震災の支援の輪はこのRさんの言葉の

全てで伝わりました

 

B父の文字.jpg

父は太平洋戦争中 台湾の青年を日本兵として養成する

特別練成所に移りました

晩年台湾の未来ある青年を戦地に送ったことを悔やみ

毎日神社やお寺にお参りをしていました

 

上の板書この毛筆共に40代の父の文字です 

若くて勢いがあり娘ながら惚れ惚れと眺めています

父からよく聞いてた言葉ですが

男は字が上手くなくっていい! 書記ばかりやらされるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:36 | category: 書ヒストリー |
# ふる里のお寺で

Bふる里.jpg

 

両親兄夫婦の法事をしました

事前に実家に立ち寄り 法事の準備を手伝い

翌日ふる里のお寺に向かいました

B壇ノ浦.jpg

関門橋からは壇ノ浦が広がっています

後方には巌流島が見えるのですがカメラを構えるチャンスを

逃しました

 

甥が小型のバスを借りて 参加の家族を乗せます

久しぶりに親族が出会うので 法事とはいえバスの中は

遠足気分

 

B彼岸花.jpg

稲穂が並ぶ田んぼのあぜ道に 彼岸花

 

Bお寺.jpg

昨年世界遺産候補になった宗像沖ノ島と古墳群 

その古墳群のそばにあるお寺です

 

お寺での法要の後 近くのお店で会食

今回ドイツから甥の息子が青い目のお嫁さんを連れて帰国

その紹介も兼ねます 2年後は日本に住むという彼女には

日本語で話しかけます お互い???ですが何か通じるようです

B家族.jpg

父33回 母25回 兄7回 兄嫁3回忌

子や孫やひ孫たちに囲まれて賑やかでした

TV番組の影響か孫やひ孫がルーツを知りたいと

言いだしました 

 

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:01 | category: デザイン書道 |
# 商品化された文字

Bセット.jpg

デザイン 神谷利男デザイン株式会社

イラスト 神谷利男 氏

カリグラフィー  熊野井乃

 

商品化された文字を前にすると嬉しくなります

 

昨年の秋でした

夏のギフトセットの文字をということで

細めの爽やかな文字のサンプルが送られてきました 

 

文字の見本があると言っても文字は全く

異なります つまり「海」がサンプル文字だったら

仕事では「川」だったり「山」だったり「五里霧中」だったり

といった具合で描く文字そのもののサンプルがあるわけではありません

 

B墨文字.jpg

雰囲気を感じながら 何枚も何枚も納得がいくまで描きこみ

こういうのもいいのではと 指示通りでないものも入れ

提案します 

 

商品化されたものが店頭に並ぶのはいつかわからないのですが

パンフレットで見つけたり ギフトカタログに載っていたりすると

嬉しくなります それが売れていると聞いたり ロングランで

使われているのを目にするのも幸せです

 

厳しい世界ですが 楽しい世界でもあります

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 21:56 | category: デザイン書道 |
# ほっこりする看板

 

B玉造酒場.jpg

JR環状線玉造駅を出るとすぐ前に こんなお店が出来ていました

可愛らしく ちょっとニンマリできるような文字です

 

いっぱいやる方に向けて ほっこりくつろげる

雰囲気が文字からも発信されています

 

こういうお店は赤提灯というのが定番ですが

こちらは白いまま

 

よく見ると看板の「酒」と提灯の「酒」は同じ書体

もしかするとフォントかなあと思ったりしますが

看板ロゴと同じ雰囲気でレタリングされた提灯の文字かもしれません

 

最近提灯やさんと知り合いになりました 

その方のお話では 提灯の文字はフリーハンドでなく

レタリングみたいに 囲ってでもできると言われます

 

なればこの提灯の文字も同じ手法で

完成されたのかもしれません

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:30 | category: 街の文字 |
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