デザイン書道つづり

兎のように元気でいたいのですがホントは亀かも

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# 『描く』展覧会が重なって

墨って美しいと思う瞬間 青墨

描いても描いてもきりがありません

 

 

年初めごろから 秋に展覧会をしましょうと

お話があり 「わかりました〜」と

気軽に返事をしていたら この10月に3件もの展覧会が

重なっていました

 

⚪️ 第3回ペンPen草「絵日記展」

神谷利男さん提唱「万年筆大好き仲間」が集います

会期 10月13(金)〜18日(水)

会場 ギャラリーみやがわ[四条烏丸]

 

⚪️ 第2回NARA夢瓦展+和みの書

会期 10月25日(水)〜29日(日)

会場 東生駒ギャラリー宗(生駒市)

 

⚪️ 第5回万年筆画展

会期 10月27日(金)〜30(月)

会場 ならまち村(奈良市)

 

 

そのうち2件は 会期がほとんど同じ

その上年初めに約束していた他の用事とも

重なる始末で 今かなり慌てています

 

墨アートと言われるイメージ主体の分野も

出品しようと思うので 四苦八苦しています

イザという時のためにストックしていた和紙も

あっという間に底をつきそう

 

作家は苦しみの中から作品作りをされると

聞きますが 偉大な作家でなくても

悩み苦しみますね

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:56 | category: デザイン書道・墨アート |
# 生きものの本質

生  

 

「生きもの」とは何か‥‥

大阪大学名誉教授・生物学者の 大沢文夫さん94歳は

長年追い続けてこられた研究の集大成を 

科学解説書「『生きものらしさ』をもとめて」

にまとめられました

9/20 読売新聞記事より

 

生きものらしさとは『自発性』というキーワードから

始まるそうです

湖や沼に生きる単細胞生物・ゾウリムシの観察から

その問いに迫り続けられたのです

 

脳もなく下等動物のゾウリムシは 

自分にとって快適な 温かい水の方へ泳いでいきます

普通ならば そこへとどまり続けると考えますが

実験結果はまるで逆 泳ぎが速くなり

常にあちこちを活発に動き回り もっと良い場所が

ないか探し続けるという 興味深い現象だったそうです

 

安息の地を見つけても腰を落ち着かせない

他から強制されたわけでもなく

エネルギーを使いより良い環境を求める

これが『自発性』の表れだというのです

 

ゾウリムシは同じように見えても個体差があり

多様性があり一匹一匹も 集団も一定でなく

常に『ゆらぎ』があるそうです

 

この自発性もゆらぎも機械にはないことだそうです

 

人工知能が人類の未来を 席巻しそうな今世紀

「生きものの本質」で豊かで平和な地球を

守らねばならないのではないかと思うのです

 

 

 

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:49 | category: デザイン書道 |
# 憧れの古印体のまねから

 

古印体のように線に途切れを 入れた文字

 

迎春

篆刻では石に欠けを作り 風化したイメージを演出します

 

 

いつの頃かは忘れましたが 浅葉克己さんの

古印体フォントに憧れ 手書きでそんな感じの文字を

描き出していました

 

ロゴとしてプレゼンすると はじめはこれは何?と

その途切れを指摘されましたが いつの間にか書風として

認めていただき採用されるようにもなりました

 

 

日本盛「荒ばしり」 

 

何年か前の作品ですが この途切れが採用されたものです

 

 

日本タイポグラフィ協会の会報 typographics t 誌が

届き 今春の年鑑表彰式の写真が目に入り

東京での懇親会の様子がよみがえります

 

学生さんで受賞されたYさんとの会話が

ふと思い出されます

浅葉さんの古印体が大好きでそれを真似て

線が欠けた文字を描いているというと

今年から社会人になったYさんは

浅葉さんのゼミに今なお通っているとのことで

とても驚いたものです

 

今度その欠けた文字を見てもらいたいと

ちょっと集めてみました

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 22:55 | category: デザイン書道 |
# おしゃれなタイポグラフィ

 

恒例日本タイポグラフィ年鑑2017受賞作品展大阪の

撤収にいきました 早めに出かけたつもりでしたが

すでに搬出の準備が進められていました

 

ベストワーク賞は モダンでおしゃれ

 

右側壁面や テーブルの上は

第63回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展の作品 

 

 

この展覧会主催の日本タイポグラフィ協会への入会は

20年位前 当時は筆文字のフォントを制作したいという

一途な思いからでした

 

味岡伸太郎さんが提唱されたfont1000に参加し

第3水準のfont完成時に 痛いほど感じたことが

きっかけで フォントにチャレンジすることを

諦めました

 

何事にもその道の奥深さがあり ただ筆文字が

書けるだけではフォントは無理ということを

学びました

 

昔は恒例のこの展覧会をはじめ 協会員が集まることも多く

そこでの交流が学びの場でした

タイポグラフィの世界は 間や空気感の世界だと思うのです

繊細な感覚が要求されます

 

今関西でのお世話役つまり委員長は 

オーストラリア人のDさんで30代で大らか

委員長になって4年目

 

細やかな撤収ぶりに 今年は脱帽でした

「もう日本人になったみたいね」と声をかけると

「この顔はどうしようもないね」とうれしそう

彼もしっかり経験を積み重ね 

おしゃれで繊細な感覚を育てていっているのでしょう

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:01 | category: アート |
# スダチのシーズン到来

予措=よそ

 

読売新聞記事より 2017.9.6

 

収穫したばかりのスダチを陰干しすることを

「予措=よそ」というのだそうです

4日ほどかけて余分な水分を飛ばすと

実が傷みにくくなるそうです

 

夫は徳島出身なので 大抵の徳島県人が

そうであるように スダチ大好きで

思い入れも一入です

 

我が家にもスダチの木があります

昨年末植木屋さんに 次の年の収穫を諦め

手入れをしやすい高さにということで 

思い切り剪定をしてもらったのです

 

ところがそれにもかかわらず 今年もまた

立派な実をたくさんつけました

収穫したスダチは則冷蔵庫に入れ何日かおいて使用すると

柔らかくなるのですが 陰干しとは全く思いもよりませんでした

 

これからそうしたいと思いますが

棘が苦手で 収穫できそうにありません

 

 

 

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:11 | category: デザイン書道 |
# 渡り鳥の季節

 

古代文字「鳥」

2005 年賀状より

 

家族が入院中なので夕方駅前の病院に通っています

行き交う人々は 誰も気づかないかのような

駅前なのですが実は今年もあの鳥たちがいました

名前は未だ分かりません 

夕暮れで遠くなので写真もうまく撮れません

 

 

生駒駅前 シンボルツリーの2本のケヤキの枝には

 

 

何百羽か何千羽の鳥たちが ジュジュジュと声をあげながら

うごめいています

 

真下は近鉄電車の軌道

 

ところせましと集まり あの2本のケヤキを目指し

夕闇迫る頃 小群れを成し移動していきます

 

平城京の燕と同じで 近くの生駒山で体力を

整え近づく飛来に備えているのでしょう

 

目的地はどこかわかりませんが

無事の長旅を祈りたいです

 

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:41 | category: デザイン書道 |
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